男子校に男装した女の子② (ページ21)

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✩伊野尾

舞香と別れて部屋に戻る途中。

？｢慧？」

振り返るとそこには望がいた。

｢何？またなんかするつもり？」

望｢いや。さっきはごめん」

｢うん。大丈夫！望が言ってくれてなんか隠し事がなくなってスッキリしたし」

望｢俺さまだ慧のこと好きなんだよね。もし良かったら俺と付き合ってくれませんか？」

｢え？んと」

望｢答えは今じゃなくていい。明日の朝ご飯終わったら聞きに行くから」

｢あ、うん。分かった」

望｢じゃあな」

それだけを言い、望は戻って行った。

ガチャ

有｢あ、伊野ちゃんおかえり～」

｢ただいま」

薮｢伊野尾も戻ってきたしどこで寝るか決めよー」

この部屋はベットが4つに布団が5つだ。

光｢ジャンケンして勝ったらベッドな」

そしてジャンケンした結果。勝ったのは大ちゃんと裕翔と知念と薮。

薮｢もう12時過ぎてるし寝よーぜ」

それから少しして皆寝たみたい。
私は布団で腰が痛くて全然眠れない。

｢いったぁ。歳だな」

痛かったから起き上がる。

有｢あ、伊野ちゃん起きてたんだ」

大ちゃんも起きてたみたい。

｢うん。腰が痛くて」

有｢伊野ちゃんこっちおいで」

｢え？でも」

有｢いいから。一緒に寝よっ？」

｢うん」

大ちゃんのヘッドはシングルだからちょっと狭いからくっついてる。

大ちゃんが腕枕をしてる状態で向かい合ってる。

そのまま寝てしまった。