＊バームクーヘンという名のモブ41さんリクエスト＊ ページ17
※ヤンデレ要素を含みます。※
Sideなし
すぅ… すぅ…
Aの寝息だけが響く部屋。
そこにどうやって入ったのか。
寝ているAを眺める影がある。
「あぁ、先輩は綺麗だなァ…」
その影は国見だ。
いつもの無気力な顔とは違い、
その顔は妖しく笑っている。
国見)
「ねぇ、先輩。
俺は先輩のこと愛してますよ。
本当に。 アイシテルの言葉じゃ足りないくらい。
その優しくて人を信じすぎちゃうところとか
その優しさで自分が傷ついちゃうところとか…
でも、まだ先輩は誤魔化しちゃうんですもん。
ハッキリしてくれなきゃ…
俺、何するかわかりませんよ？」
国見はAの喉にそっとキスを落とす。
喉へのキスは欲求。
愛おしすぎるAの喉元に噛みつきたいほど、国見の愛は強かった。
国見の愛は普通とは違うだろう。
でも、国見は国見なりにAの事を愛しているのだ。
A)
「……んっ…」
ゆっくりAはまぶたを開く。
目の前に現れた国見の顔にAは驚きを隠せず、
ﾊﾞｯ！ と起き上がる。
A)
「え、国見…？
な、なんで国見がいるの？ ここは私の部屋… でしょ？
鍵だってちゃんと閉めて…」
Aのその表情は驚きより
“恐怖”という言葉が合う。
しかしそんなAを無視して
国見は微笑んだ。
国見)
「愛の力の前には無力… ですよ？」
国見はAの手を掴んで
手の甲にもキスを落とす。
手の甲へのキスは欲望。
A)
「ﾋｯ…！」
Aは国見から手を振り払って
部屋のドアへ走っていく。
必死に、国見から逃げようとする。
でも、寝起きの焦ったAには
ドアノブさえも簡単に開けられない。
ﾄﾞﾝｯ!!
Aより背の高い国見は
Aを閉じ込めるようにドアへ追い詰める。
国見)
「やだなぁ、逃げないでよ…
ネェ、先輩？ 愛シテマスヨ…？
俺を独りにしないでよ…？
ほらそんな怖がらないで？」
耳元で国見は囁く。
嗚呼、狂ってしまった国見の愛に…
Aの体が満たされてしまいそうだ。
なんとか最後の気力で
ドアを開け、急いで靴を履き、
Aは真夜中の街で
歪んだ愛から逃げていく。
国見)
「アハッ、A先輩？
鬼ごっこですか？ じゃあ、捕まえたら
A先輩は俺のモノです。」
まだ続く。
＊バームクーヘンという名のモブ41さんリクエスト（2）＊→←＊愛羅さんリクエスト（4）＊
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葡萄(プロフ) - 風矢さん» いえいえ！！ こちらこそリクエストありがとうございました！ (2018年6月16日 10時) (
レス) id: 2173c54e70 (このIDを非表示/違反報告)
風矢 - ふおおおおおおお！！リクエストに答えていただきありがとうございます！！美味しいですねぇ！！あと、返信遅れて申し訳ないです！！(´・ω・｀) (2018年6月14日 3時) (レス) id: d6165fa774 (このIDを非表示/違反報告)
＊ブドウ＊(プロフ) - 風矢さん» リクエストありがとうございます(=´∀｀) 了解しました！ (2018年1月13日 15時) (レス) id: 2173c54e70 (このIDを非表示/違反報告)
風矢 - 岩ちゃんや国見ちゃんが壁ドンor床ドンとかどうでしょうか？出来たらお願いします！(リクエスト) (2018年1月10日 19時) (レス) id: b6f5cb5c91 (このIDを非表示/違反報告)
＊ブドウ＊(プロフ) - しらす&塩キャラさん» リクエストありがとうございます！ 了解しました！ (2017年12月27日 17時) (レス) id: 2173c54e70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄 | 作成日時：2017年8月3日 21時
