山口忠とカノジョ ページ3
Aside
A)
「蛍〜！ 忠〜！ かえろ〜よ〜！」
「ちょっと待って〜」
と体育館の中から二人の声が返ってくる。
私と蛍と忠は
何だかんだ小学校からの付き合い。
そして私は地味に忠に片思いしてたり…
私は女子バレー部。
二人は男子バレー部。
バレーが好きなのは全員一緒。
まぁ、私はまだレギュラーじゃないんだけど…
それに対して蛍と忠は凄い。
蛍はレギュラー、忠もピンサーとして
チームを支えてる。
そんなことを考えていたら、
上の方から二人の声が聞こえた。
ぐぬぅ…
何でこいつらこんな背高いの！？
蛍なんか私と40cm差あるしさぁ…
月島)
「お待たせ。」
山口)
「ごめん！！ 待たせたよね！」
A)
「めっちゃ待った！！ なんか奢れ！！」
月島)
「なんで奢らきゃいけないわけ？
そっちが勝手に待ってるんデショ。」
素直じゃないなぁ…！
「先に帰るね」って言った時、
機嫌悪かったの知ってるんだぞ！
山口)
「まぁまぁ、ツッキー！
肉まんくらいなら奢ってあげよ？」
A)
「ただしぃ！！」
肉まんダァー！！
とりあえず(？)
感謝の気持ちを込めてジャンプして忠に抱きつく。
山口)
「！？！？！？」
月島)
「ちょ、何してんの。」
A)
「ありがとうのハグ！！」
月島)
「…ﾊｧ」
待て、蛍なんでため息つくの。
ねぇなんでさ。
ていうか忠、静か…
月島)
「…じゃあ、僕は失礼しマース。」
A)
「何でさ！！」
月島)
「じゃあね、仲良くやんなよ。」
そう言って蛍の大きい背中は
どんどん遠くなる。
山口)
「…A、あのさ。」
何かを決心したように突然忠が話し始める。
A)
「おん。 何？」
山口)
「こ、こういうは、ﾊｸﾞ(小声)とか
他の人にもやるの…？」
忠は顔を真っ赤にして口をモゴモゴさせている。
A)
「なっわけ無いでしょー？？
2人だけだよっ！」
山口)
「良かったぁ…
でもツッキーもかぁ…
ねぇ、A…」
より真剣な顔になって忠は話す。
山口)
「俺はAが好きです！！
恋愛的な意味で！！ 付き合ってください！」
A)
「唐突！ 雰囲気ない！！
でも…
私も好きっ！！」
今までの気持ちを全部ぶちまけて、
私たちは晴れて付き合った。
あのハグは気持ちを伝えたかったんだよ。
後日、ツッキーには「おめでと(笑)」って言われた。
どーも！
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葡萄(プロフ) - 楽さん» コメントありがとうございます！ 言う時はちゃんと言ってくれる田中先輩です！ (2018年6月3日 17時) (
レス) id: 2173c54e70 (このIDを非表示/違反報告)
楽 - 田中にキュンとした（笑） (2018年6月3日 17時) (レス) id: 5f1a3287a2 (このIDを非表示/違反報告)
＊ブドウ＊(プロフ) - アキ-kokomiさん» それは良かった！ ごめんね！趣味全開で！ 国見ちゃんは本当に好きな人には依存しそうだなーという私のくだらない妄想から始まってます！ 喜んでもらえて本当によかった！ (2018年2月18日 21時) (レス) id: 2173c54e70 (このIDを非表示/違反報告)
アキ-kokomi(プロフ) - おお！新しい感じでめっちゃ良かった！ありがとう！ (2018年2月18日 21時) (レス) id: 91d95c9437 (このIDを非表示/違反報告)
アキ-kokomi(プロフ) - ＊ブドウ＊さん» あざす！楽しみにしてるね！ (2018年1月30日 23時) (レス) id: 91d95c9437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葡萄 | 作成日時：2017年8月5日 21時
