【短編集】【実況者】あの子は生きている子なのだろうか？

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帰宅後、電話で父と母に話した。


「信じてないけど」と言いつつ。


「私が病気とかになったら心配しないでそのまま仕事を続けて…」と言ったら、


父も母も、


「それは自分たちが乗り越えること。貴方は心配しないで、残りを好きに使って」と。


今のところ病気などは無い。
でも人は何で死ぬか解らない。


ちなみに後日、ある有名神社にお払いの相談をしたら、占い師の言ったとおり、


「神様にはできる限り障りたく無いんです。こちらの命も危ないですから」


と。


「すいません、どんな神様が憑いてるって？」


「…地獄の神様です。あなたの左手を持ってます。」と。


回避方法無しと言われたのだが、神主さんには、


「でも基本的に自分はあまり信じてないんです。私には見えませんから」


と言ったところ


「そういう強い気持ちも大事ですよ」


とか。


「なんで私なんでしょう？」


「人と同じですよ。好みなんです。昔から、神様に愛されると長生きできないと言いますね。あれと一緒ですよ」


「いや、そんな好かれるような体質ではないですよ」と言ったら


「体質とかはあまり関係はないですよ」と。


実家のお稲荷様と、近所の将門神社には毎日詣でている。


でも最近、右肩が重いことに気がついた。


そして、もともと夢などあまり見ないのに、夢を見るようになった。
どこかの屋敷で、ピアノをずっと弾き続けている夢。


動かない左手が動くのは気分がいい。ずっとここにいたいと思う。


「ずっといてもいいんよ？」


と、背後から右肩に手を置かれ、目が覚める。


いつかこのまま、目を覚まさなくなるのだろうか




神＿しんぺい神
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解釈はご自由に。

ああ、主視点が楽しすぎる。

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