始業 ページ12
「聞いていますよ、君のことは。理事長も悪ですねぇ。登校日をずらして教えていたとは」
『Why！？』
「おかげでずっとサボりなのかと。」
『Oh！！』
理事長どうたらの前に、目の前でうごめくこの物体は人間なのだろうか
何、担任？あれ、理事長が何か言ってたような
「暗殺武器は貰っていませんか？」
『はい……なんですって！？』
武器？やっぱり学校間違えてるよね私！
「職員室に烏間という先生がいます。説明をしてもらってください」
『なるほど、失礼しました！』
逃げよう、とりあえず。危ない危ない、とんだ学校を選んじゃったわ
廊下を走ろうと息を吸うと、誰かに肩を叩かれる
「転入生のAさんで合っているか」
咄嗟に振り向くと、黒髪の筋肉質な男性が私を見下ろしている
「本当に急で申し訳ない。君のクラスのあの怪物は政府から捕獲及び討伐の要請がされている、月を割った犯人だ。……月が割れたのは知っていたか？」
『すみませんね田舎は情報が遅くて！！急すぎるんですけど』
「いや……理事長が君と他の生徒の登校日をずらしたみたいだが、他の生徒も君のような反応だったから安心してくれ」
月って割れてたの？最近三日月多いなとは思ってたけど！
まずあれだよね、理事長なんとか生物ってチラッと言ってたけどさ。
面白がってるよね？私が突然この状況に陥って苦悩するところを見たいだけでずらしたよね！？
情報の多さに混乱していると、男性が小さなケースを私に差し出す
「このケースに入っているナイフは、あの生物、つまり君の担任にしか効果を持たない。これで彼を暗殺することが、政府から君達3年E組への要請だ。隠していたようですまなかった」
『いえ、それは理事長が教えてくれないのが悪いので……。まぁ信じないと思いますけどね！』
改めて教室を覗いてみると、確かに黄色いオクトパスが教壇の上をうごめいている
『受け取りますよ、それ。信じられませんが私には行くあてというものが無くてですね』
「感謝する。報酬は100億円だ、分からないことは聞いてくれ」
『心して殺ってきます！！』
なにそれ最初に教えて！まさか理事長が言ってた資金って……
「銃も渡しておこう。」
『一年間お世話になります！』
よし、超生物だろうがなんだろうが私の金に変えてやろう
隙間から見える騒がしい教室には、優しい朝日が差し込んでいた
＿＿
『都会には何がいてもおかしくないってばあちゃんが言ってたから！心の準備は万端だ』
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shela(プロフ) - あきいろさん» コメント、ありがとうございます！応援していただいてとても嬉しいです……！本当に、感謝感激です、、！このまま市民マラソン出れるくらいモチベーションに満ち溢れています。ぜひ、渚くんとの絡みも気合いを入れて書かせていただきますので、よろしくお願いしますっ！ (2020年8月4日 23時) (
レス) id: 7563e3b788 (このIDを非表示/違反報告)
あきいろ(プロフ) - テンポよくて最高です応援してます。推しの渚くんとの絡み、わくてかさせて頂きますねえへへ！ (2020年8月4日 2時) (レス) id: 0956892be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shela | 作成日時：2020年7月6日 16時
