Vérité3【真実】 ページ8
【※月山side】
月山「
カネキ「妙案ですね。惨殺を楽しむ悪党を喰らうなら、まだマシかもしれない…それに、月山さんの信用が落ちれば月山さんもレストランに出入りできないでしょうから。」
カラダから嫌な汗が噴き出しているのを感じた。
月山「な…何を言いだすんだい?キミは、どちらかと言えば"
【A】「ハァ?俺は別に快楽殺人鬼じゃねぇし。人間喰わなけりゃ生きていけないからな。どちらかと言えば、仕方なく喰ってる。できることならそりゃ喰いたかねぇよ。それに…"喰種は好かない"。」
もう一人のAから耳を疑うような言葉が連ねられる。
月山「Why…キミは喰種だろう?」
【A】「俺は、喰種としての『オレ』は嫌いだ。だから、もう一人の人間として生きる俺が羨ましかった。」
そしてこう続ける。
【A】「喰種は…両親の仇でもあるからな」
月山「仇?」
【A】「俺は、人間としてのオレに生まれた時からいたんだ。幼少の頃は、人間の食べ物でも生きていくことはできたが…10を過ぎた頃には空腹に耐えられなくなっていた。」
月山『10年も…凄い生命力だ。』
【A】「そんな時、ずっと目をつけていたらしい喰種が家族を襲ったんだ。すかさず俺も出てこようとしたよ?でも、俺が出るのは初めてだったし時間もかかった。喰種の俺が出てきた頃には、両親は殺されていたよ。」
怒りに赫眼が露わになるA。
【A】「俺は怒りに任せて、その喰種を殺した。そして、亡くなっちまった両親は気づいたら俺の胃袋に収まっていたんだよ…。皮肉な話だろう?だから俺は、お前【月山】に会うまではナリを潜めていた。」
そんな真実が隠されていたとは…
月山「Aくんには、そのことを言わないのかい?」
【A】「ハッ、今聞いてただろうな。」
しばらく真剣に話を聞いていたカネキがようやく口を開く。
カネキ「貴方と僕は、本当に似ている…いいでしょう。はじめの舞台は喰種のレストランにしましょう。」
月山「Oh...まぁ、これも一興か。」
【A】「お前なら分かってくれると思ったぜ。カネキ……オレはそろそろ戻る。詳しいことは、もう一人のオレに伝えてくれ。」
そう告げると、Aは眠ってしまった
To be continue...
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雪絵@MM氏好き過ぎて死ねる - 面白いです!色々と大変そうですが、頑張ってください!! (2015年2月27日 23時) (レス) id: bb0dd6c6e3 (このIDを非表示/違反報告)
といは(プロフ) - ナムルさん。さん» ふぉぉ!!嬉しい限りです( *`ω´)なかなか更新できませんがどうぞよろしくお願いします! (2015年2月17日 21時) (レス) id: 3c9410c7cb (このIDを非表示/違反報告)
といは(プロフ) - 夜途さん» ご名答!! (2015年2月17日 21時) (レス) id: 3c9410c7cb (このIDを非表示/違反報告)
ナムルさん。 - 友達に進められて読ませて頂いたです←すごく面白い…!学校で忙しいと思いますが更新まってます! (2015年2月17日 12時) (レス) id: 50a2222233 (このIDを非表示/違反報告)
夜途(プロフ) - といはさん» お!おぉお!この展開…リゼさんパターンだ(・ω・)( (2015年1月22日 18時) (レス) id: c3ae5981f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:といは | 作成日時:2014年11月27日 21時