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ドグラニオ「今の人間界はどうだい?」





ドグラニオの問いに、数秒間考えたように目をしばたかせてから答えた。




「……悪くないです。」







アリスの返答に、優雅に笑ったドグラニオ。


どうやら彼も機嫌が良いようだ。







ドグラニオ「ふふ、そうか。
これからまだ先は長い。存分に愉しんでくれ。」







彼のグラスを満たす真紅のワインが、怪しく揺れる。






そして緑色の爪をコツンとテーブルに乗せた。









「……ありがとうございます。」









ドグラニオ「次の仕事があるんだろ。
デストラ、連れて行け。」









一段と深く頭を下げたアリスは、ドグラニオに指示されたデストラの方を見た。









デストラ「かしこまりました。書斎に行くぞ、アリス。」









「はい、デストラ様。」








アリスはすぐに立ち上がると、もう一度ドグラニオに頭を下げてから、書斎に向かうデストラの後を追った。









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大広間を出た二人は一つ上の階にある書斎へと向かう。



世界中の歴史書や文学書などを隙間なく仕舞った本棚が四方を囲う部屋。


静かで荘厳な雰囲気が流れる書斎は、アリスに対する任務を伝える時によく使われる。









重い扉が閉まる音が後ろから聞こえた。









デストラ「いいかアリス、次の仕事だが……──」






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リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こんにちはm(__)mお疲れ様ですm(__)m更新…凄すぎます(*≧∀≦*)楽しみだったので嬉しかったです(///∇///)ありがとうございましたm(__)m来年も…宜しくお願いしますm(__)m応援してますm(__)m (2018年12月31日 13時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - リーやんさん» こんにちは!ありがとうございます♪よいお年をお迎えください! (2018年12月31日 13時) (レス) id: 518184db7c (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こんにちはm(__)mお疲れ様ですm(__)m楽しみにしていました(*≧∀≦*)ありがちゅ〜ございますm(__)m無理だけはしないでくださいm(__)m (2018年12月30日 11時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こちらこそ宜しくお願いしますm(__)m (2018年12月29日 16時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - リーやんさん» リーやんさん、ですね!これからもよろしくお願いします♪ (2018年12月29日 13時) (レス) id: 518184db7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2018年11月27日 12時

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