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二人は静かに睨みながら、互いを探り合う。
ルパンレッドが銃を胸元で握り直す。
ザミーゴは間を読むように、両手を広げたまま相手を見つめる。
張りつめた空気が、ピリピリと肌を刺す。
互いの一挙一動も見逃すまいとする二人の気迫を、アリスは肌で感じていた。
太腿にある金庫が銃を生成し、それにザミーゴが手を伸ばした瞬間。
ルパンレッドもすかさず銃口をザミーゴに向けた。
バァンッ
どちらかが引き金を引いたのだと思ったアリス。
しかし、すんでの所で乱入してきたパトレンジャー達によって2人の勝負は立ち消えた。
そして事態の展開に動揺するブレッツや快盗、パトレンジャー達を見て、ザミーゴは高らかに笑い声を響かせた。
ザミーゴ「ククク……ッ、ハッハハハ!」
ブレッツ「ええい、何が何だか!
ウラァーッ!」
ブレッツがやけくそになって発動した電撃があちこちでバチバチと音を立てる。
アリスがその雷の眩しさに目を閉じると、ザミーゴがちょうどアリスの肩を揺らした。
ザミーゴ「おい、起きろ。ここを出るぞ。」
「…は…はい。」
アリスはあたかも今うたた寝から目を覚ましたかのように、瞳をぱちくりさせながら返事をする。
そして、眠い目を擦るフリをしながらザミーゴの後ろを追う。
ザミーゴ「頑張ってぇ〜、ブレッツくん。」
ザミーゴは気持ちのこもっていない応援を呟いてから、彼らに背を向けた。
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リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こんにちはm(__)mお疲れ様ですm(__)m更新…凄すぎます(*≧∀≦*)楽しみだったので嬉しかったです(///∇///)ありがとうございましたm(__)m来年も…宜しくお願いしますm(__)m応援してますm(__)m (2018年12月31日 13時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - リーやんさん» こんにちは!ありがとうございます♪よいお年をお迎えください! (2018年12月31日 13時) (レス) id: 518184db7c (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こんにちはm(__)mお疲れ様ですm(__)m楽しみにしていました(*≧∀≦*)ありがちゅ〜ございますm(__)m無理だけはしないでくださいm(__)m (2018年12月30日 11時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こちらこそ宜しくお願いしますm(__)m (2018年12月29日 16時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - リーやんさん» リーやんさん、ですね!これからもよろしくお願いします♪ (2018年12月29日 13時) (レス) id: 518184db7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2018年11月27日 12時