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圭一郎は解放した人々を率いながら出口を探す。



無事に拘束を解かれたジムもその最後尾で、周りを警戒しながら歩いている。





ひと通りの出口を探してみたが、どうやらジムや圭一郎が入ってきた隠し扉から出るしか方法はないようだ。







扉の隙間から地上の光が差し込む階段。





(あそこか……!)





圭一郎が隠し扉へと駆け上がろうとする寸前、柱の陰からアリスが静かに歩み出てきた。





右手に握る三日月型の刀を、牽制するように圭一郎へ向けている。








「止まれ、国際警察。」








圭一郎「お前は……アリスっ!」






見覚えのある猫のマスクとドレス姿の少女に、圭一郎は銃口を向ける。




だがそれを気に留めることなく、アリスは圭一郎を睨み付けた。








「それはゴーシュ様の獲物だ。
大人しく戻るなら危害は加えない。」







圭一郎「ふざけるなっ!
誰がそんな要求を受け…っ…あっ!?」






?「お姉ちゃん!」







圭一郎の言葉を遮って走り出したのは、先程アリスが飴をあげた少女だった。






圭一郎はその子を制止しようと腕を伸ばすが間に合わない。




(まずい、危ない……!)





だが、少女は迷うことなく駆け寄って、アリスの腰に勢いよく抱きつく。



母親や周囲の大人達が息を呑み、小さく悲鳴をあげたのが聞こえた。



アリスは咄嗟に刀を背後に引き、少女から遠ざける。







そんなことなど気にも留めない少女はアリスの顔をまっすぐに見て言った。








?「さ、さっきはありがとう……
私これからいい子にするっ。だからママ達も、助けて…!」








少女の必死な訴えに、アリスは耐えられずに目を逸らした。







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・→←●命令のために



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リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こんにちはm(__)mお疲れ様ですm(__)m更新…凄すぎます(*≧∀≦*)楽しみだったので嬉しかったです(///∇///)ありがとうございましたm(__)m来年も…宜しくお願いしますm(__)m応援してますm(__)m (2018年12月31日 13時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - リーやんさん» こんにちは!ありがとうございます♪よいお年をお迎えください! (2018年12月31日 13時) (レス) id: 518184db7c (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こんにちはm(__)mお疲れ様ですm(__)m楽しみにしていました(*≧∀≦*)ありがちゅ〜ございますm(__)m無理だけはしないでくださいm(__)m (2018年12月30日 11時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
リーやん(プロフ) - くっきーー(゚レ゜)さん» こちらこそ宜しくお願いしますm(__)m (2018年12月29日 16時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
くっきーー(゚レ゜)(プロフ) - リーやんさん» リーやんさん、ですね!これからもよろしくお願いします♪ (2018年12月29日 13時) (レス) id: 518184db7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くっきーー(゚レ゜) | 作成日時:2018年11月27日 12時

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