検索窓
今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:264,260 hit

敦「世界史です。マザーグースの歌の中で『スパイスと素敵なもので出来ている』と表現されているのはなんでしょう」並木「カレーライス!」敦「そう言うスパイスじゃありません」 ページ5

「もう用はないですよね。帰りまーす」

飲みかけのティーカップをおいて、席を立った。

数歩、歩いたところで肩に重りがかかる。そして、メシっと音を立てた。




「痛だだだだ!!!森さん、加減してください!!!メシって言ってる!肩が泣いてる!」


森「誰が帰すなんて言ったのだね。私はあくまで質問をやめたまでだよ」



「判った!判ったから手を離してください!!!痛い痛い痛い__」



パッと肩から重みと痛みが消える。森さんが手を離してくれた。


絶対、跡になってるだろう。之でも女子だぞ私は。


なんて気にするのは、こういう時だけだがな。きっと三日もたてば忘れてる。




森「.......実をいうとさっきのなんて口実で、本当は君にもう用はない」

「なら帰らして?!」


森「いいかい。今、少し内乱が起きていて鎮圧するのに手間がかかっているんだよ」






「___つまり?」



目を泳がせ、ガクガクしながら私は尋ねた。だけど森さんはひょうきんに言う。



森「無事に出るのは、難しいね」



「マジすか」


森「マジwwww」


「笑ってんじゃねぇよ。あんたのせいですけど」


森「それに君をマフィアにすると言ったこと、忘れてはいないからね」


ゲラゲラ笑う森さんの胸ぐらをつかみ、睨みつけた。
そして掴んでる手でガクガクと振る。



けれどまったく効果なし。どうやらしばらくの間、出られなさそうだ。出れたとしても、怪我だらけになる。



ごめんなさい、国木田さん。でもこれは不可抗力だよね!




謝りながらも、仕事をサボれたことに喜びを感じた。

仕方ないよ。本来は、仕事しないのがニートってもんだから。

敦「次は歴史です。壇ノ浦の戦いで平氏を滅ぼした武将は誰でしょう」並木「.......そうさ!この私だ!」敦「判らないなら判らないって言ってください。貴方の知能に期待はしてません」→←敦「はい、席について」並木「アレ?国木田先生は?」敦「どっかの誰かさんのおかげで、胃が痛くなったそうです。保健室で与謝野先生に見てもらってます」並木「わぁ.......ご愁傷様」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (272 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
681人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ベベンべエエェェ - 続編楽しみでエエェェス!! (2021年8月7日 20時) (レス) id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
赤月はバカなんです - グッヘヘヘヘチロルチョッコォ↑ (2018年6月11日 22時) (レス) id: 85c82c987f (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - せめて友達がほしいです。何てどうでしょう! (2018年6月9日 23時) (レス) id: 516494da01 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 信頼になるんですか!?ヤッタア!!自分の案になって嬉しいです!続編も頑張ってください!応援しております!! (2018年6月2日 10時) (レス) id: c5df0e4c03 (このIDを非表示/違反報告)
雪月雪歌 - せめて才能が欲しいです、なんてどうでしょう (2018年5月31日 0時) (レス) id: 1bb7acaf13 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スクルド | 作成日時:2017年11月9日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。