現実から目を背けたらトリップした。せめて異能が欲しいです【文スト】

中也「ラストだからちゃんとやれよ。炭化水素が、不完全燃焼すると発生する物質はなんだ？」並木「燃えないゴミ！.....つまりだ太宰さん！」中也「正解だ」太宰「違うよね?!」 ページ27

ラヴクラフト「奇妙な国......この季節に......雪が」


そう呟くラヴクラフトの背後に国木田さんが現れる。

迷わず背中を打つ。


ジョン「何?!」



お二人さんが慌てているのに紛れ、木を切る。

私は、車に取り残された事務員さん等に駆け寄った。

ナオミ「兄様！」

「すまんね。にーさんじゃないよ。五分後に麓の鉄道に列車が止まってくれるらしいんで、飛び乗って逃げますよ」



右手でナオミちゃん。左手で春野さんを引っ張り出す。


「さぁ、走りますよ」




ーーー
ーー
ー


「ぜぇ、はぁはぁ.....早くね？」


ナオミ「Aさん！急いで！」

「ニートにはキツイよ、この速度」



愚痴を零しながら、必死で二人に付いて行く。
本当にキツい。やべゲロ吐きそ。



数分後に、ようやく列車が見えてきた。長かったよ。ここまで来るのに。


残り少ない体力を使って列車に向かう。すると......


春野「きゃっ！」


いきなり変形しだした木に、春野さんが捕まった。
ナオミちゃんも続くように。


なんたる失態。『怒りの葡萄』のこと忘れてた。
けれど、どうしようもない。谷崎くんが名ゼリフ云って、助けてくれるのを待つしか......


ナオミ「行ってください！Aさん」


何もできず突っ立っている私に、ナオミちゃんが叫んだ。


「でも......」


ナオミ「いいから早く！列車が行ってしまいますわ！」


「ッーーー！」



返す言葉もなく、唸ってから走り出す。


仮に間に合わなかったら、敦くんに会えない。
天秤にかけて、春野さん達よりも敦くんが勝った。


まぁいい。やれることはまだある。


ちょー余裕で列車に乗り込んだ。







さてと、Qちゃん回避しますか。

並木「ようやく学パロ終わりました！いやぁ勉強ってめんどくさいね！」福沢「明日から私と学習ドリル地獄だ」並木「社長となら喜んで」→←中也「2問目、化学式のＨ2Ｏの意味を答えろ」並木「H2＝羽多野渉さん、細谷佳正さん。Ｏ＝小野賢章さん」中也「誰だよそれ」

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