現実から目を背けたらトリップした。せめて異能が欲しいです【文スト】

並木「無いなー」 敦「何を探してるんですか？」 並木「ウサギさん！」 敦「ペットショップ行けや」 ページ21

私は、ふと太宰さんがいないことに気づいた。


「太宰さんは？」

与謝野「なんでも、マフィアの捕虜を口説くらしいねェ。しかも幹部様ときた」



その返答で納得するには充分だ。


嗚呼、尾崎さんか。となると鏡花ちゃんは行方知れずになっちゃってるんだ。



国木田「おい。A」

座った状態のままの国木田さんが、話しかけてくる。


「んあ、遅刻の件はちゃんと謝罪しますよ」

国木田「お前が遅刻してきたせいで、県外に退避させそびれた」


「.......そういう感じかぁ」



いつになく真面目な顔をしている。

怒ってもどうしようもないって分かってるんだ。


私は武装探偵社員と言っても、基本事務の仕事。つまり事務員なのだ。

本来なら、春野さんとナオミちゃんと逃げなければならないのだ。でも、知っての通り寝坊した。取り返しのつかない時刻まで。



国木田「いいか、絶対に一人で動くな。これから始まるのは戦争だ。自分だけでなんとかしようなどと思うな」


「その忠告、三回くらい聞いた気がする」

国木田「前に言った二回の忠告を聞かなかったから、また言っている！」


そしてその後、念を押すように忠告をもう一度繰り返す。


右耳から左耳に流した。




ーーー
ーー



福沢「御訪客の様だ。二人＿＿否、三人か」



そう呟いた途端、物陰からナイフを持った男が現れる。

勢いよく福沢に襲いかかった。


しかし、まったく動揺せず平然とした顔の福沢に片手だけで負かされた。



もがく一人に、言葉を吐き捨てる。


福沢「戻って主に告げよ。“善き心掛けだ”と。狙うならば今後も私のみ狙え。
若し私の部下に手を出せば、どんな手段を用いても貴君の頸を圧し折りに参ずる。



＿＿これ以上、Aを傷つけるわけにはいかん」

並木「この話、めちゃくちゃ短いけど気にしないで」ナオミ「キリがいいところで終わらせたら短くなってしまいましたわ」→←スクルド「中也がでない！こんなにも11連スカウトしてんのによォ！あくたんとみっちーばっかだ！二人とも私大好きか！」立原「別に好きじゃねぇぞ」芥川「勝手な思い込みをしてくれるな」

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