国木田「次の問題だ。トムとマルクが双六で遊んでいた。トムが二十回サイコロを回すと、一が二回、二が五回、三が一回、四が二回、五が六回、六が四回出たとする。これは公平な結果か？」並木「公平ではありません。マルクが遊べてないです。マルクにもやらせてあげて下さい！」国木田「.......少し胃が痛くなってきた」 ページ3
森「お待たせしたね」
三人で軽いティーパーティーをしていたら、森さんが入ってきた。
服が白衣から変わっている。
森「退屈はしていないかい？」
「これっぽっちもしてないですね」
スっと中原さんが珈琲を森さんに渡す。
空いている席に座ってその珈琲を一口啜った。
私は、足をブラブラさせてチロルチョコを食べる。
芥川「A、じっとしてろ」
途中、芥川くんに注意をされる。当然のごとく私は聞かなかった。
床から足が離れていたら、ブラブラさせたくなるよね。
森「＿＿却説、君にいくつか答えて貰いたい事がある」
「ん？」
落ち着いた様子で、森さんが漸く切り出した。
丁度、新作のチロルチョコに手をつけた時だ。
前々からあったのだが、私は食べるのは初めて。
けれど仕方がないから、一旦手を止めた。
森「ありがとう。まず、君は並木 Aちゃんで間違いはないかな」
「このジャージの左袖の刺繍が物語ってる」
左袖の『並木 A』の刺繍を見せつけながら、つついた。
森「通っていた高校は何処だね」
「私立
今度は、左胸辺りについているロゴをつついた。
皆さんご存知の通り、私は頭が悪い。公立になんか入れるわけもなく、滑り止めの私立高校に通っていた。
私の答えに森さんが複雑な表情をして、また珈琲を口に含んだ。
敦「はい、席について」並木「アレ？国木田先生は？」敦「どっかの誰かさんのおかげで、胃が痛くなったそうです。保健室で与謝野先生に見てもらってます」並木「わぁ.......ご愁傷様」→←国木田「お前の母が8ドル持ってたとしよう。お前が2ドル寄越せと云ったら、何ドルになる？」 「8ドルですね」 国木田「お前は引き算を理解する必要がある」 「国木田さんは、私の母を理解する必要があります。あの人がくれる訳ないだろう」
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ベベンべエエェェ - 続編楽しみでエエェェス！！ (2021年8月7日 20時) (
レス) id: ce3d8a7ebf (このIDを非表示/違反報告)
赤月はバカなんです - グッヘヘヘヘチロルチョッコォ↑ (2018年6月11日 22時) (レス) id: 85c82c987f (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - せめて友達がほしいです。何てどうでしょう！ (2018年6月9日 23時) (レス) id: 516494da01 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - 信頼になるんですか！？ヤッタア！！自分の案になって嬉しいです！続編も頑張ってください！応援しております！！ (2018年6月2日 10時) (レス) id: c5df0e4c03 (このIDを非表示/違反報告)
雪月雪歌 - せめて才能が欲しいです、なんてどうでしょう (2018年5月31日 0時) (レス) id: 1bb7acaf13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スクルド | 作成日時：2017年11月9日 16時
