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将吾 side
木「たじ、そこ違うよ」
将「え、あごめん……もっかい！」
木「たじ、遅れてるよ」
将「え、ごめん.........」
木「ちょっと休憩しよう！！」
西「たじ、なんかあった？？？」
いつもならできるはずのダンスもステップを間違えてたり遅れてたり、ミスが続いた。普段の俺ならしないミスを連発してたから柾哉君が練習をやめて休憩時間を作ってくれた。それの時間に洸人君が俺に尋ねてきた。みんなも気になるのか集まってきた。
将「いや.........別に.........」
許「何も無かったらこんな失敗しないでしょ」
松「珍しいよねしょご君」
西「.........何があった？？」
将「.........実は.........」
もう一度洸人君に問われて、Aが居なくなったことを伝えた。気付いたら両目から涙が出ていた。そうか、俺.........Aがいなくなって怖かったんだ。お父さんとお母さんは居場所がわかるから心配して無さそうにしてるけど、俺は何も知らない。だからこそ怖かったんだきっと。
西「.........なるほど。そういえば、いつだからAちゃんからRun to youの歌詞送られてきたんでしょ？？どの部分？？」
将「.........確か、サビの部分……ほら」
西「.........これ、Aの気持ちを表してるんじゃない？？」
将「え？？？」
藤「どういうことです？？」
西「"同じ何かをそう僕は求めて"の部分はAちゃんがたじと同じ何か、たぶんアイドルっていう立場の事だね、それを求めていて、"でも今の僕にないからいつかまた会おう"はでもAちゃんにその立場は無いからその立場を手に入れるために旅に出る、みたいな？」
松「なるほど！って事は"その日まで元気に過ごさなきゃダメだよ"はAちゃんが、しょごくんと同じ立場.........アイドルとして会うまで元気で過ごさなきゃダメだよ、で！！」
池「"向かってるから君へと"は将吾くんと言うか俺らみたいにアイドルになるために頑張って来るから、みたいな？」
尾「Aちゃん天才やな！！！」
木「Aちゃん、たじにツンデレだからストレートに伝えるのが恥ずかしくてこんなふうに送ってきたんだよきっと笑.........たじ、今のたじにできることはAちゃんを待ってる事だよ」
将「.........うん」
A、Aが言いたいこと兄ちゃんわかったよ。Aが思うようにやればいい。兄ちゃんずっと待ってるから。ずっとずっと。だから頑張れ。
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