久しぶり side kwkm ページ7
お泊まり会当日。
お泊まり会が楽しみすぎて、予定より早く起きてしまった。
俺が起きるのと同時に、けんも起きた。
いつもより早い朝食を食べて、お昼前まで掃除をした。
───お昼
ピンポーン
家のチャイムが鳴った。
玄関に向かい、ドアを開けるとそこには福良さんが立っていた。
『川上、久しぶり〜』
「お久しぶりです、福良さん。」
福良さんは部屋に入ると、俺に抱きついてきた。
『会えなくて寂しかった…』
「…俺もです。」
福良さんを抱きしめていると、ふとけんからの視線を感じた。
本当はもう少し抱きしめていたいけど、けんの視線が気になるな…
…そう言えば福良さん、けんに会うの楽しみにしてたよな。
「あ、福良さん。けん撫でます？？」
『！うん、撫でる！！』
福良さんは嬉しそうにけんに近づき、撫でようとしたその時、けんは俺の方にやってきた。
『…あれ、俺嫌われてるのかな。撫でようとしたら避けられちゃったんだけど…。』
「もう一度してみたらどうですか？」
『うん…。』
そう言って福良さんは、けんを再び撫でようと近づいたら、逃げてしまった。
『…。俺嫌われてるんだ…。何かしたっけなぁ(苦)』
福良さんから逃げたけんは、俺の元にスリスリと足元に寄ってきて、口には猫じゃらしが咥えられていた。
遊べってことか。
「福良さん…」
『川上、大丈夫だよっ…。ちょっと、だけ…ショックなだけだから(笑)』
嘘だ。
目を見ると今にも泣きそうだし、顔を無理矢理引き攣らせている為、全く笑えていない。
『川上にすっごく懐いてるんだね…。ほら、けん君が暇そうにしてるから遊んであげなよ』
今は絶対福良さんに構った方がいい。
だけど、けんが懐くと思っていた俺は、ショックを受けている福良さんにどう接していいかわからなかった。
「…分かりました。」
そう言って、暇そうにしているけんと遊び始めた────
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来福(プロフ) - ほくさん、コメントありがとうございます！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(*´ω｀*)これからも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします！ (2021年11月9日 23時) (
レス) id: 3e41cb4299 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - とても面白いです！応援してます！ (2021年11月9日 16時) (レス) id: 6f51873a52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来福 | 作成日時：2021年10月22日 18時
