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────ふと近くに人の気配がした。
(…かわかみがいるのかな)
再度寝直そうとした時、川上がベッドサイドに座った。
『…福良さんごめんなさい。』
(…なんでかわかみが、あやまるの)
『俺があの時、福良さんに構っていたら、今頃一緒に映画見たり、沢山お話出来たりしたんでしょうね…。』
(ちがう、おれのせいだよ……。)
すると、川上が優しく頭を撫でてきた。
きっと頭を撫で終わったら、川上はまたけん君の所へ戻ってしまうだろう。
今だけでもいいから、そばに居て欲しい思い、声を掛けた。
｢かわかみ…。おねがい、どこにもいかないで…。｣
(けんくんのところに、いかないで…。おれをひとりにしないで。)
『わかりました。』
(ことわられるとおもってた…。)
川上は、ベッドに横たわり、俺の手を握た。
(あぁ、かわかみが、ちかくにいる…。……ほんとにごめんね、かわかみ。)
眠かったのと、川上がいる安心感で、また眠りについた。
夢を見た。
けん君が俺に懐いてくれる夢を。
けん君と遊んでいると、隣にいる川上は拗ねている。
猫が拗ねているみたい(笑)。
────うっすら目を開けると、外は暗くなっていた。
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来福(プロフ) - ほくさん、コメントありがとうございます！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(*´ω｀*)これからも頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします！ (2021年11月9日 23時) (
レス) id: 3e41cb4299 (このIDを非表示/違反報告)
ほく - とても面白いです！応援してます！ (2021年11月9日 16時) (レス) id: 6f51873a52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来福 | 作成日時：2021年10月22日 18時
