END ページ34
『あの人が、私の、お父さん…？』
必死に走って家まで帰ってきた女の子は、息を切らし目は腫れています
『せめて、せめて死んでくれてたら…
こんな感情持たなくて済んだのに』
それから女の子は書き慣れない字で、大好きだった母に向けた手紙を一通書き残した
そして貰った果物の箱を手にし、今夜この島を出るであろう海賊船へと向かった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『白ひげ…いや、お父さん
私ね、海賊になることにしたの』
現在女の子は白ひげ海賊団の船の上
「グララララ…そうか
歓迎してやりたいが…
俺に向けたその"銃"はなんだ？」
身体が痺れる
意識が遠のいていく気がする
威嚇されてるのかな…？
でも、倒れる訳には行かない
『私のなりたい海賊はね、お父さん
貴方みたいな馬鹿な海賊を殺せる海賊なの』
その一言でクルー達が武器をこちらへと向ける
この時の私は随分肝が据わっていたと思う
周りはお構い無しに言葉を続ける
『これは宣戦布告
お父さん、私は貴方を必ず殺してみせる
貴方がお母さんにそうしたように』
そうして銃をお父さんではなく、空に打ち上げる
打ち上げた玉は上空で赤い煙となった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
それからはクルー達に稽古を付けてもらったり隊長に覇気の使い方を教えて貰ったりした
親父を殺そうとしているのになんで教えてくれるのかを聞いたら、「親父はそう簡単に倒されねぇ」とか「親父を超えれる妹が出来たら誇らしいからな」とか言ってた気がする
悪魔の実は船に乗り込んだその日に食べた
くっそ不味くて頭おかしくなりそうだったのは今でも忘れられない
悪魔の実も使えるように毎日毎日、ひたすら練習の日々だった
身体が蝶で出来ていること、雨が出せること
他にも1日だけなら自分の細胞を他人へ貸すことが出来る
そんなことにだんだん気付いて、海軍を倒せることも多くなっていた
歳に似合わない億の懸賞金もついた
だが、どれほど長い時が経とうとお父さんへの憎しみを忘れることは無かった
これが子供だった私のお話
ぎゅうぎゅうに詰め込んですみません！！
次回から元の時間軸に戻ります
題名ENDでしたが、終わりませんので引き続き閲覧して頂けると嬉しいです
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柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2019年9月11日 19時) (
レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 面白いです！！更新楽しみにしています！頑張ってくださ〜い！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
いさ - エースめちゃかっこいいです！！！そして小説面白いです！そしてそして続きがすごく気になります！がんばってください！ (2018年9月13日 22時) (レス) id: f49f96fb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚味のたこ焼き | 作成日時：2018年9月8日 4時
