正座 ページ20
(時間軸共にsideも戻ります)
風呂場の前で火拳と喧嘩し、一部浴槽の水道が通らなくなった
そこでマルコに説教をくらい1時間正座の刑
マルコは自分の机に座って黙々と書類を片付けている
そして私達はその前に二人並んで仲良く正座
何分も続いた沈黙を破ったのはA
『なぁ、火拳
お前…二番隊隊長になりたいか？』
「あー、イゾウから聞いたんだけどよ
隊長っておっきい部屋を1人で使ったり、小遣いいっぱい貰えたりって本当にすんのか？」
こっいつ…質問の受け答えも出来ないのか
ここまで馬鹿とは……
『質問を質問で返すな
まあでも間違ってはない
あと、サッチの機嫌がいいと隊長にだけ何故か新作のデザートが付いてくるな』
すると火拳が反応する
「飯が増えんのか！！！！！！！！！」
口を開けば飯飯飯
うるさいなぁ
『で、どうすんの？』
火拳の無駄話は終了
本当に聞きたいのはそこだけだ
「ちょっと待てよぃ、お二人さん」
エースの返事を聞く前にマルコが口を開く
私とエースは無駄話でまた怒られると思いビクビクしているばかり
だが思っていた言葉とは違うセリフ
「まずエース、お前は隊長になりたいのかよぃ」
少し困惑した表情を覗かせる火拳
だが決意が固まった顔に変わるのにそう時間はかからなかった
「俺でいいなら、やりたい」
マルコは少し微笑み頷く
「他の隊長と話し合った結果だが、最近の行動だとAよりエースの方が秀でている
それが理由で俺たちはエースを隊長に薦める
反論がある奴がいなければ、だけどねぃ
A、エースと勝負するかよぃ？」
しないなんて選択肢はない
幼い頃守ってもらったように、今度は私がオヤジや兄のために守る立場にも立たなきゃいけない
『もちろん、勝負を挑む』
マルコの表情はまた更に柔らかくなる
が、その口から発せられた言葉
「１ヶ月…約4週間の間に、敵の艦隊をより多く沈めた方が隊長
この条件でどうだよぃ？」
『「分かった」』
即答した私と火拳
この言葉は後の私を苦しめるものだった
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柊(プロフ) - 小説読みました！！！ 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2019年9月11日 19時) (
レス) id: 9cb1ed3aee (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 面白いです！！更新楽しみにしています！頑張ってくださ〜い！ (2018年9月18日 1時) (レス) id: 671a807c78 (このIDを非表示/違反報告)
いさ - エースめちゃかっこいいです！！！そして小説面白いです！そしてそして続きがすごく気になります！がんばってください！ (2018年9月13日 22時) (レス) id: f49f96fb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚味のたこ焼き | 作成日時：2018年9月8日 4時
