ただ朝ごはん作る話 ページ16
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朝、起きるといつもと違う天井が視界いっぱいに広がっていた
え、何事?
あ、今伊黒さんのお屋敷にお邪魔してるんだった
匿ってもらってるんだし朝ごはんくらいは作んないと
二度寝しないようにバッと起き上がって布団を畳んで部屋を出る
伊黒さんのお屋敷は初めてじゃないので台所には一瞬でついた
伊黒さんはまだ起きてないみたい
今は…7時か
え、偉すぎん私???
ささ、料理料理!
食材なんかあるのかな伊黒さん家
なんもなさそう←
おぉ、意外とある!(失礼)
白米は…夕飯のあまりでいっか←
あと、たくあんと…
あ!お味噌汁、作ろ
え、お前料理できんのかって?
失礼ですな私だって料理くらいできますよ
なんてったって師範は料理ガチ勢ですから
必然的に私も料理は上手くなりました!
いい奥さんになりますよ?
誰か貰ってくださi(((
あ、でも宇髄以外の人とお付き合いする予定はないので無理でした((は?
『あとはお味噌といてっと』
宇髄、絶対今日ここくるよね…
いつまで続くんだこの鬼ごっこ
でも今は顔見たくないし見られたくないからなぁ
絶対恥ずかしい!
そもそも会ってなに言えばいいの!?
今まで冷たくしてたのに
「好きで〜す」
って言うのは…
まぁ、あれだよね…あれ!
もうバレちゃったんだけどさ!!?
そんなこと言った日には私が今度こそ本当にタヒんでしまう
『できたンゴ』
他のこと考えながら料理できる私って天才?
あ、味噌汁だからか
「んー…ご飯作ってくれたのか。火傷してないか?手は?切ってないか???いつも料理をする時は誰かと一緒じゃないと駄目だと言っているだろう。」
いつのまにか起きたらしい伊黒さんが背後に立っててビビる
そんなに考え込んでたかな…(考え込んでた)
『大丈夫ですー…今ご飯持っていくんで向こうで待ってください』
「分かった。十二分に気を付けろよ」
『大丈夫ですー』
今日も伊黒さんは通常運転らしい
十二分って…私そんなに危なっかしいかな???
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徳門七渚(プロフ) - 題名から面白そうだなとは思っていたんですが、読んでみると大きな声で笑えるくらい面白く、出会えてよかったなと思いました。厚かましいと思いますが、続き待たせて頂きます。 (2023年1月14日 2時) (レス) @page27 id: 94ece86ff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠璃 | 作成日時:2022年2月24日 9時