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『結構大きいですね…！』
「せやな〜」
ショッピングモールに到着し、特に当ても無くぶらぶらしている。
「Aは、どっか見たいとこある？」
『えっと、アクセサリーとか…』
「アクセサリーか〜…。あ、あそこどう？」
センラさんが指さしたのは、私の好みドンピシャの雑貨屋さん。
流石、分かってらっしゃる……
『すごくいいです！…すみません、見てきてもいいですか…？』
「全然ええよ〜。待っとるで」
目にとまった物を手に取りながら、店の奥へと進んでいく。
あ、このブレスレット可愛い。黄色だし…
女性物だけど、センラさんって感じがする…
これ買おう！
ほぼ即決でレジへ向かった。
会計を済ませて店を出ると、見慣れた姿はどこにもない。
あれ、センラさん、どこ行ったんだろう…？
キョロキョロと探してみるが、やはり見当たらない。
とりあえず待とうと、隅にあったベンチに座る。
少し経った頃、見知らぬ男性2人が私の前で立ち止まった。
「ねぇねぇ、お姉さん今１人？」
「ちょっと俺たちと遊ぼう？」
うわ、ナンパ…？
こんな常套句言う人、本当にいるんだ…
しかもショッピングモールで。
何も言わない私に嫌になったのか、１人が手首を掴んできた。
『は、離して下さい…』
「大丈夫だよ。一緒においで？」
地味に痛い。怖い。
『嫌です、彼氏と来てるので…！』
「彼氏？いないじゃん」
「俺らの方が楽しいよ？」
『嫌だ…離して…』
「君たち、俺の彼女に何しとんの？」
『せ、センラさん…』
突然の愛しい声に、涙が出そうになる。
当のセンラさんは、一見微笑んでいる様に見えるが、その目は笑っていない。
その威圧感にビビったのか、男2人はそそくさと去っていった。
「大丈夫か？怪我ない？ごめんな、トイレ行ってて……。怖かったやろ…？」
私の涙を拭いながら心配してくれるセンラさん。
もう大丈夫です、と答えると、とたんに表情が柔らかくなる。
こういう時に、愛されてるなぁと感じる。
センラさんが彼氏で良かったと思う。
『センラさん』
「ん？」
『好きです』
まっすぐに伝えると、センラさんははにかんで、
「ふふっ、俺も好きやで。……帰ろか」
『はい！』
また来た時は、2人でとことん満喫しようと、心に誓った。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年9月17日 1時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
七つ子(プロフ) - 雨上がりのcrewさん» 良かったです…！リクエスト、いつでも大丈夫ですよ！ありがとうございます…！ (2019年7月17日 18時) (レス) id: e81a79aa4e (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - 最高でした、、、！！またリクエストしてもよろしいでしょうか？？ (2019年7月17日 17時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
七つ子(プロフ) - 雨上がりのcrewさん» コメント、リクエストありがとうございます。嬉しいかぎりです！是非とも書かせて頂きます！ (2019年7月1日 12時) (レス) id: e81a79aa4e (このIDを非表示/違反報告)
雨上がりのcrew(プロフ) - リクエストしても大丈夫でしょうか？？センラさんが惚れたところから告白したところまでをお願いします！！ (2019年6月30日 22時) (レス) id: 11f12a305b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七つ子 | 作成日時：2019年3月25日 23時
