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58−CM ページ8

「いつかこういう日が来る事は分かってたの。会社を任せられる人とわたしは結婚しないといけない。」

CM「ヌナの気持ちは?」

「父が選んだ人なの。だから絶対に悪い人じゃない。それだけでいいの。」


俺の好きだという気持ちは伝えずにいよう。

今、伝えたら会ってもらえなくなるに決まっている。

どうしていけばいいのか答えがすぐには見つからない。

自分の気持ちもまとまらない。



CM「ヌナ。何か作って?」

無性に甘えたくなってきた。

ヌナの手料理が食べたい。

YH「まだ食べるの?」

「ごめんねチャンミン。わたし料理出来ないから。」

CM「え!!それで結婚するつもり?呆れますね。俺でも作れるのに。」

そう言えばヌナは怒って作ってくれると思った。

「ならチャンミンが作ってよ。」

女が料理をするとは限らない。
出来る人がすればいい。

それがAヌナの言い分。

だけど男からすれば好きな女性に手料理を作ってもらうと愛情を感じるし嬉しい。

待てよ?
俺が料理をすればヌナが喜んでくれるんじゃないか?


YH「そうだよ。チャンミンがヌナに作ってあげなよ。」

ヒョンの言葉に渋々を装ってキッチンへ入った。

とはいえ、ヌナが来る事を知らなかったから材料が・・・。


卵を割ってかき混ぜる。

「うわ〜!!料理できる人みたい!!」

近くへ来て見学しているヌナが笑顔だった。

嬉しい。
俺はヌナが笑っていてくれたら嬉しいんだな。

作ってもらえなくてもこういうのもいい。


CM「ちょっと邪魔だな。」

心とは裏腹にそんな言葉を言ってしまう。

だけどそんなこと気にも留めず相変わらず近くで見ているヌナ。

CM「そこのフライパンをコンロに置いて温めて下さい。」

一緒に作ろうと思ってヌナに頼んだ。

・・・のに。

「コンロってどうやってつけるの?」

CM「!!!はぁ・・・。ほんとにお嬢様なんですね。」ヌナは火のつけ方も知らない。

59→←57−YH



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作者名:るんるん | 作成日時:2018年9月25日 7時

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