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98−YS ページ48

RW「ヒョン!ヒョン!!」

楽屋で目を閉じて考えていたら耳障りな大声。

YS「うるさい。」

RW「だってさ!!キュヒョンがドラマで主役だって。」

はぁ?
あいつ、何を考えているんだ?

YS「お前、何考えてんだ?」

楽屋に戻ってきたあいつをすぐに捕まえた。

KH「何がです?」

YS「いつからドラマの撮影なんだ?KRYの活動はどうするんだよ。それに海外公演もあるだろ?満足のできる準備が出来ないなら今のうちに断れ。」

どう考えても不可能だ。

どこかのスケジュールにしわ寄せが来る事は明らかだった。

しかも端役ならまだしも主役だ。

KH「どうしてヒョンが無理だって決めるんです?」

YS「いい加減な仕事をしたらお前自身の評価を落とすんだぞ?」

KH「だから!!どうして出来ない前提で話をするんだよ。俺はやれると思ったから受けたんだ。」

リョウクと顔を見合わせた。

俺とリョウクは同意見だ。

何年の付き合いだと思ってるんだ?

自分の事のようにメンバーの事を知っている。

キュヒョンは努力もするし責任感のあるやつだ。

仕事を投げ出したりすることは絶対にない。

だけどこればっかりは不可能だ。

どうしてこんな無茶なことをするんだ。

YS「マネヒョン。どうしてこんな無理なスケジュールを受けるんだよ。他のやつにするべきでしょ?まだ発表してないんだしすぐに誰か探して。」

KH「何勝手なことを!!」

胸ぐらを両手でつかまれた。

着替えたての衣装が皺くちゃになっていく。

こんなに感情をあらわにするキュヒョンを見るのは初めてかもしれない。

傍で見ていたリョウクも驚いて俺から引き離そうとしている。

マネ「落ち着けって。この話はもう決定事項なんだ。キュヒョンの予定に合わせてやってくれ。」

マネヒョンが仲裁に入らなかったら俺もリョウクも殴られそうな勢いだった。

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作者名:るんるん | 作成日時:2018年9月25日 7時

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