75−CM ページ25
ヒョンの言葉に鼻の奥がツンとした。
本当は二人で東方神起を守っていきたいに決まっている。
ヒョン。
俺もヒョンにずっと笑っていてほしいって思っているんですよ?
分かってますか?
HC「おう!!久しぶりだな!!」
YH「ヒョンどうしたの?」
楽屋に明るい声で入って来た。
バラエティの収録で来ていたヒョンが、俺たちが他の番組の収録に来ていると知って顔を見に来てくれた。
同じ事務所とは言え、プライベートで仲が良くないと会う機会はほとんどない。
HC「こないださ、キュヒョンと飲みに行っただろ?お前らあんまり飲みすぎるなよ?この歳になって朝帰りだと体に悪いからな。」
YH「・・・。」
CM「・・・。」
HC「お前らどうした?俺何か変なこと言ったか?」
俺たちは歌手だ。
長期休暇ならともかく普段は仕事への影響を考えて朝帰りなんてしない。
たしかにあの日のあいつは飲みすぎだった。
まさかあのあと宿舎に帰らずどこかでまた飲んだのか?
朝帰りのフレーズがひっかかっていたけど、ヒチョルヒョンの話は日本のラーメンの話に変わった。
飲んだあとに食べるラーメンがおいしすぎるとかどの店に入ってもはずれがないとか・・・。
もう全く違う話になっているのに俺はずっと同じ所でとどまったまま。
もしかしてあの後ヌナのところに?
あ〜!!
CM「ヒョン!!朝帰りってなんですか?キュヒョンは朝帰りだったんですか?あの日ちゃんとタクシーに乗せて宿舎の住所を伝えたんですよ?」
突然話題を変えた俺を不思議そうに見てから少し困った表情をしたのを見逃さない。
CM「そうなんですか?」
HC「悪い。てっきり二人とも朝帰りだったのかと思ったんだ。」
勘のいいヒョンは何かを感じ取ったのかもしれない。
謝る必要なんてないのに。
話してはいけない事を話してしまったバツの悪さなのかその後すぐに自分の楽屋に戻っていってしまった。
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作者名:るんるん | 作成日時:2018年9月25日 7時