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なんでーＫＨ ページ10
大急ぎで楽屋に戻った。
あれ？
なんで誰もいないんだ？
楽屋に来ているはずの面々が見当たらない。
ＫＨ「ヒョン達は？」
スタッフに聞いてみてもはっきりした行き先を知っている人はいなかった。
分かっているのは全員で急いで出て行った事だけ。
Aと一緒にみんな帰ったのかな。
楽屋に来ることはないとわかっていたけれど少しだけ期待していた。
早く会って話がしたい。
俺の気持ちは届いたはず。
Aの携帯をならす。
・・・電源が入ってない。
しばらく連絡を取ってない間に番号を変えたのかな？
もう俺とは連絡を取らないつもりだったはずだから。
急に寒気がした。
頑ななA。
そう簡単に俺と元通りになってくれるだろうか。
さっきまでの自信が不安に変わった。
ＣＭ「キュヒョナ！終わった？」
ＫＨ「今どこ？」
連絡しようと思っていた相手から電話がかかってきた。
ＣＭ「Aに付き添って○○病院。早く来て。じゃ。」
聞きたい事はいっぱいあるのにあっけなく切られた。
今分かっているのはAが病院に行ったって事だけ。
とにかく急いで病院へ向かおう。
出待ちをしているファンに最大限のありがとうを伝えながら急ぎ足でワゴンに駆け込んだ。
夜の病院は薄暗くて嫌いだ。
待合にうっすらと人影が見える。
ヒョン達だ。
え！？泣いてる？
ＫＨ「ヒョン！Aは？」
静かな待合に俺の声が響いた。
ＬＴ「あぁキュヒョナ。やっと来たか。」
ＫＨ「なんで泣いてるんですか？Aは？」
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作者名：るんるん | 作成日時：2018年2月15日 8時
