後押し ページ3
チャンミンはわたしたちの幸せを考えてくれていた。
ＣＭ「キュヒョンに知らせないなんて絶対にだめだ。あいつがどういう結論をだすかは置いておいて知る権利はあるだろ？」
言っている事はごもっとも。
だけど・・・。
きっと大変な事になってしまう。
そうなる事が目に見えているのにキュヒョンは喜んでくれるんだろうか？
それ以前にわたしの事を受け入れてくれるのかな。
ＣＭ「まず、あいつがAと元に戻る気があるのか確かめよう。まずそこから。その気もないなら俺が父親になるよ。」
わざと冗談っぽく言ったけど、わたしには分かった。
本気でそう言ってくれているんだと。
そんな事は当然受け入れられないけどチャンミンの気持ちが嬉しくもあったし胸に鋭く突き刺さった。
ソウルへ行くと決めてからは何から何までチャンミンが手を尽くしてくれた。
チャンミンの部屋から近いアパートを探してくれて、妊婦じゃ働くところがないからってオッパのカフェで働けるように頼んでくれた。
ＥＨ「無理して働かなくてもいいのに。」
オッパはそう言ってくれるけど働かない理由もない。
「ヒョク、心配しすぎ。あんたの赤ちゃんじゃないんだから。」
わたしがカフェでアルバイトするって聞いたオンニが様子を見に来てくれた。
「Aちゃん。無理しないでね？」
ＥＨ「なんだよ！！俺には心配しすぎとか言ったくせに。」
「だってやっぱり心配なんだもん。」
オッパとオンニのやり取りが懐かしくてあったかかった。
ＥＨ「ヌナ。Aが妊娠してることは秘密なんだからな。口すべらさないでよ！？」
「分かってる。だけどなるべく早くキュヒョンに伝えないとね。」
「はい。」
そう返事したけれど、伝えるかどうかは来週のキュヒョンのソロコンで決める。
結果次第では一生伝えない。
チャンミンには反対されたけど。
ソウルへ来ることを迷っていた時チャンミンが言ってくれた。
ＣＭ「大丈夫。あいつはAの事が好きだよ。きっと後悔してる。俺も二人を応援するから。」
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作者名：るんるん | 作成日時：2018年2月15日 8時
