Ｏｕｒｄｉｓｔａｎｃｅ第3章 (ページ17)

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最終話ページ17

二人をしあわせにしてみせる。

キュヒョンがくれた答えはわたしの体をあったかくしてくれた。

久しぶりに触れたキュヒョンの手。

あのぬくもりが大好きだったんだ。

キュヒョンが帰ってからも余韻にひたっていた。

ＣＭ「あいつ帰った？」

着信の待ち受けをみて余韻を一気に断ち切った。

チャンミンにしあわせ感が伝わるのを避けたかった。

「うん。帰ったよ？」

ＣＭ「明日、あいつが迎えに行くと思うんだけど、ヒョン達がどうしてもAに会ってからツアーに出たいって。明日は前日だしみんなオフらしいんだ。お祝いもしたいって。体大丈夫か？」

「わたしは全然かまわないけど、オッパ達は大丈夫なの？忙しいのに。」

ＣＭ「大丈夫だよ。自分たちが言い出したんだし。じゃ、明日家に帰ってて。準備はこっちでするから。」

「チャンミン・・・もオフ？」

ＣＭ「あぁ。ちゃんと俺にもお祝いさせて？」

チャンミン・・・。

ＣＭ「俺にもしあわせを分けてもらわないとな。」

「ありがとう。楽しみにしてるね。」

やっとありがとうって言えた。

キュヒョンがこのお祝い会の事を聞かされてないなんて思ってなかった。

さっきからものすごく肩身が狭そう。

別れた事をとがめられ、わたしを妊娠させた事をいじられ。

だけど・・・。

ここに帰ってこれたんだなって思う。

オッパ達に囲まれ、笑いの絶えない場。

きっとキュヒョンも同じ気持ちなんだろう。

ＫＨ「今日は諦めるよ。戻ってきたら今度こそ二人きりでお祝いしよう。」

隙を縫って近くへきたキュヒョンがやさしくお腹に手を当てた。

「そうだね。」

ＣＭ「心配するなキュヒョナ。お前がいない間俺がちゃんと見守ってるから。その為に俺の家の近くにしたんだから。」

ＫＨ「あり得ない！」

言い合いを続けながらもワインで乾杯している二人がいた。