Ｏｕｒｄｉｓｔａｎｃｅ第3章 (ページ14)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:17,377 hit

感じる幸せーＫＨページ14

ＥＨ「早く病室行けよ。Aが待ってる。」

泣いている理由も教えてもらえず不安を抱えたまま早足で病室へ向かった。

ＣＭ「キュヒョナ。」

前からチャンミンが歩いてきた。

この状況で飲みに誘うって事は深刻な病気じゃないんだな。

不安が少し安心に変わったものの恐る恐る病室のドアを開けた。

A・・・。

ずっと会いたかったんだ。

抱きしめたかったんだ。

俺の気持ちは叶うのかな。

話したい事は山ほどある。

聞きたい事もある。

これから付き合っていくうえでAに迷惑をかけないなんてあり得ない。

もっと俺を頼って欲しい。寄りかかって欲しい。

二人で乗り越えられるはずだから。

また俺と付き合って欲しい。

返事を迷っているのかな。

少しの間だけど長く感じる。

それにしてもさっきから感じる違和感はなんだ？

はっきりした正体はまだわからなかった。

Aが結婚したい。
そう言うまでは。

予想していなかった返事に一瞬戸惑う。

Aの性格からして俺に無理を言うはずがない。

なんでだ？

いろんな考えを巡らせる。

この時、感じていた違和感の正体がやっと分かった。

そうだ。

ここはもしかして産婦人科病棟なんじゃ？？？？

ＫＨ「俺の？」

これから起こるであろう大変な事態は簡単に想像できるのに、なぜか幸せな気持ちだけが体中を支配した。