ゲスト・チャンミン-KH ページ5
今日が最終日。
少し喉の調子が悪かったけどなんとか乗り切れそうだ。
開演前チャンミンがやってきた。
ＣＭ「うまくやってるみたいだな。」
鏡の前に座る俺の肩をポンと叩いた。
ＫＨ「来てくれたんだな。」
ＣＭ「俺ゲストで出るって言ったよな？」
ＫＨ「ほんとに来るかあやしかったから。」
初日と２日目は俺の衣装チェンジの間にゲストがＭＣをして１曲歌ってくれていた。
ＫＨ「お前も歌うの？」
ＣＭ「当たり前だろ？その為に来たんだから。ちゃんと聴いとけよ？」
そう言って自分もメイクを始めた。
ＣＭ「なぁキュヒョナ。俺、お前の事信用してる。」
ＫＨ「何言ってんの？」
急に真面目に話し出したチャンミンに苦笑い。
ＣＭ「これからも親友でいたいんだよ。」
あまりの真面目さに周りで会話を聞いていたスタッフも笑い出した。
ＫＨ「今更。あたりまえだろ？」
ストレートなチャンミンの気持ちが嬉しくて、だけどいつものチャンミンの様子と違う。
何かある。
違和感を感じながらもステージに向かった。
昨日、おとついの事もあるからか、ゲストが登場するであろう時間になるとファンたちから今日は誰が来るんだろう？って期待を感じる。
ＫＨ「今日もゲストが来てくれています。東方神起の・・・。」
おいおい。
俺の時よりも歓声が大きくないか？
ＫＨ「チャンミンです。」
舞台そでからチャンミンが俺の方へ向かって歩いてくる。
男からみてもかっこいい。
抜群のスタイル。
しかも今日はメイクも衣装も決めている。
リョウクは私服で出たのに。
少し話をしてステージはチャンミンに任せて俺は一旦はける。
「戻ったらすぐに渡せっていわれたんで。」
楽屋に戻ると駆け寄ってきたマネージャーにメッセージカードを渡された。
『キュヒョナ。今日Aが見に来てる。今日がラストチャンスだ。歌い終わるまでに急いで着替えて出て来いよ。お前が歌わないなら俺がAを一生守っていく。』
読み終わったと同時にイントロが流れ始めた。
ＫＨ「！！！」
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作者名：るんるん | 作成日時：2018年2月15日 8時
