Ｏｕｒｄｉｓｔａｎｃｅ (ページ50)

今日:6 hit、昨日:13 hit、合計:60,120 hit

シアワセを願うーＥＨページ50

Ｄ＆Ｅのレコーディングだって言うのにさっきからギターばっかり弾いてる。

あいつ何考えてるんだ？

ＥＨ「おい、ドンヘ。ギターばっかり弾いてないで声出しとかないとダメだろ？」

ＤＨ「あぁ。」

あぁって言ったのにまだギターを弾いている。

最近のドンヘは宿舎でもそうだ。

構って欲しくてすぐに俺の部屋に来ていたのにこのところ全く来ていない。

別にドンヘが何をしてようと俺には関係ないけど、レコーディングに余計な時間をかけたくない。

ＥＨ「ドンヘ！！」
ドンヘの見ていた譜面を取り上げた。

ＤＨ「あ！せっかくいいメロディが浮かんだのに！！いい曲にならなかったらヒョクのせいだからな。Aちゃんの為の曲なのに。」

しまった！って顔をした。
きっと内緒だったんだな。

口止めされてたのに言ってしまったのか・・・。
ドンヘ・・・。

ＤＨ「ヒョク？キュヒョナに口止めされてるんだ。Aちゃんにもメンバーにも内緒にしてくれって。」

取り上げた譜面に目を通す。

歌詞がかかれていて所々音符が書き足されていた。

キュヒョナが書いた歌詞か。

Aを思う気持ちと未来を見ている歌詞が書かれていた。

悔しいけど心に響くいい歌詞。

きっといい曲になるはずだ。

ＥＨ「ドンヘ。曲作りもいいけど、今はレコーディングに専念しろよ。」
へへってわらってギターをケースに直しだした。

Aへの気持ちをいつまでも断ち切れずにいた俺。

今日、キュヒョナの歌詞を見てなんだか吹っ切れそうな気がしてきた。

二人の幸せを心から応援出来る日がそう遠くなくやってきそうだ。

ドンヘをチラっと見た。

まだ譜面を見つめていた。

きっとこいつも二人の幸せを願っている一人だな。