苛立ちーKH ページ3
あ〜、なんでこんな日に限ってスケジュールが・・・
Aから着信があったのはわかっていた。
出ようと思ったらマネージャーに急かされた。
次の現場に移動するって。
今、出番が終わったばっかりなのに。
Aがわざわざ韓国に来てくれるなんて。
今すぐにでも会いに行きたいよ・・・
『Aと飲んでるから。終わったら俺の宿舎来て。』
何これ。
チャンミンからカトク。
あいつ、どういうつもりなんだ?
AもAだ。
俺に会いに来たんじゃないの?
さっきまでの嬉しさがどこかへ行ってしまいそうになっていた。
雑誌の取材。
ラジオにゲスト出演。
コメント撮り・・・
終わる気がしないな。
『全然終わりそうにない。』
ひがみもあってそっけない返信を送った。
やっとの事でスケジュールが終わった。
午前3時。
さすがにホテルに帰ってるだろうと思いながらチャンミンの部屋に向かった。
寝ぼけ眼でドアを開けるチャンミン。
KH「!!!Aホテルに帰ってないの?」
チラッと見えた室内。
Aがソファで眠っていた。
今まで感じた事のない感情がふつふつと湧きたってくるのが分かった。
CM「遅くまで飲んでたしホテル戻るのもあれかな〜と思ってさ。」
KH「あれって何だよ!!」
部屋に入りかけていたけれどそんな気分に到底なれなくて来た道を戻った。
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作者名:るんるん | 作成日時:2017年2月10日 18時