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大丈夫 ページ13

『肉が食べたいからおいしい店探して予約しといて』


どこで会うのか、何時に待ち合わせるのか全く決まってなかったのが心配で送ったメッセージに返って来た返信。

ペンミ会場から適度に離れていてゆっくりできそうな店を検索して予約した。


HC「待たせたな。お!!よさそうな店だな〜。」

ペンミもうまくいったみたいで上機嫌で店に入ってきた。

HC「今日は俺がおごってやるからいっぱい食べろよ?だけど酒はほどほどでな。」

今日のペンミの事を楽しそうに振り返って教えてくれる。

ヒチョルさんのこんなにイキイキした表情を見たのははじめて。

やっぱり直接ファンと交流できるのは特別なんだ。

キュヒョンもファンと会えた日は嬉しそうに話してたな。

HC「で、何かうまくいってないみたいだけど?」

「・・・」

HC「あ〜もう。イライラするからさっさと話せよ。お前そういう奴じゃないだろ?」

「いろんな理由があるんです。キュヒョンに韓国に来れないかって言われて。だけど出来ないって分かってることをわざわざ言うなんてってわたしは思ってしまって。」

HC「他には?」

「オッパともチャンミンとも今までみたいに仲良くしたいんです。だけどキュヒョンはあまりよく思ってないみたいで・・・」

HC「俺は男だからキュヒョンの気持ちの方に近いかな。例え無理でも自分の気持ちを伝えたんだ。あいつの本心を。本音をしまっておく意味なんて俺はないと思うけど。Aも我慢せずに思ってることをあいつに伝えるべきだと思う。それがどんな内容でもあいつは受け止めてくれるはずだし。大丈夫だ。」

飲み足りないだろ?そう言ってビールを追加してくれる。

お酒はほどほどにしろって言ってたのに・・・


大丈夫だ。そう言ったヒチョルさん。


日本で行きたい場所がいっぱいあるのに時間が足りないって怒ったり、ラーメンを食べすぎて顔がむくんだって反省したり、ファンが持ってるウチワが全部俺の名前だったって嬉しそうにしたり、色んな表情をする。

自分の事を包み隠さない人。そんな気がした。

「せっかくの時間を使わせちゃってごめんなさい。」何だか申し訳なくてそう言った。

HC「お前はバカか?キュヒョンが家族ならお前も家族だからな。お前は俺たちの一番年下の妹だ。」

照れ隠しなのか、店員さんを呼んでまたビールを注文してくれた。

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作者名:るんるん | 作成日時:2017年2月10日 18時

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