代理ーHC ページ11
トントン
アニメを見ていたら俺の部屋のドアがノックされた。
邪魔されたくないのに・・・
HC「何か用?」
チラッとドアの方をみたらキュヒョンが暗〜い顔をして立っていた。
ただならぬ空気を感じてアニメを消した。
HC「で、何?」
KH「ヒョン。明日から日本でペンミですよね?」
HC「だから?」
KH「Aが明日日本に帰るんです。だけど今日のスケジュールを明日に回したから見送りにいけなくて・・・」
はぁ!?なんでそんな事を俺に言うんだ?
口から出かかったけど、キュヒョンの目を見たら言えなくなった。
KH「多分同じ便なんです。せっかく来てくれたのに一人で帰らすなんて・・・。気を付けて帰るように言ってください。」
明日見送りに行けなくなった事をいいそびれたらしい。
だったら今からでも連絡すればいいだろ?
HC「何で俺が?」
KH「頼みましたよ。」
俺の返事を聞かずに部屋を出て行った。
あ〜面倒な事を・・・
だけど断ろうと思えば断れた。
キュヒョナが俺に頼み事なんてそうある事じゃない。
ロビーでAの姿を探した。
少し雰囲気は変わったけど、間違いない。
キュヒョンを待っているのかスマホばっかり見て突っ立ってる。
なんだか放っておけない二人だな・・・
振り向いたAは全く状況が分からないのか、声も発せず目だけ大きくパチクリさせていた。
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作者名:るんるん | 作成日時:2017年2月10日 18時