出会った意味～kyuhyun～ (ページ47)

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47話ページ47

出社してパソコンのメールを確認するとカナからメールが届いていた。

ん？いっつも用事があったら携帯に連絡してくるのに・・・

『広報部から商品開発部に異動になり、韓国向け商品の企画を担当することになりました。明日韓国に現地調査に行きます。・・・ってメール見る頃には今日かな。』

え～！！ってびっくりしてると携帯にメール。

『韓国到着！！』カナとは同期入社で同じ部署。異動の話も全く聞いてない。きっと言いたくてウズウズしてたんだろうな。びっくりさせる為に黙ってたんだろうけど・・・
そんな親友を思い浮かべるだけで早く会いたい気持ちになる。
もうすぐ会えるのに。

2泊3日で韓国にやってきたカナ。
ホテルをとってるのにわたしの部屋に泊まりたいっていう。
事前に連絡くれないから全く片づけてないし、冷蔵庫の中も空っぽ。

「とりあえず、ご飯は外で食べよう。疲れてる？大丈夫？」

カナ「ぜんっぜん大丈夫。わたしがタフなの忘れた？」

話題のお店とか行けたら良かったけど、さすがにそういう店は予約してないと入れない。
「わたし屋台で食べたいんだけど」韓国に来たら行ってみたかったらしく、屋台で飲みながら食べることにした。

カナの彼氏の話、本社の同期達の話、あそこに話題の店が出来た・・・とか話は尽きない。

わたしの顏を見たカナが少し視線をわたしの後ろにそらして聞いてきた。
「ねぇ。あの人！ＳＪのヒチョルに似てない？」

「えっ！！こんなところにいるはずないと思うけど・・・」そう言いながらも後ろを振り返ったら、目があった。

ヒチョル似のその人が席を立ってこちらに歩いてくる。
近くなるほど確信に変わる。――――――ヒチョルさんだ。