救済34．不利な勝負に ページ36
「プロトコルオメガ、だよね…？え、何で？」
ていうか、あの子誰？
説明を求めフェイくんに視線を向けると、答えは別の方向から返ってきた
「初めまして、私はベータ。プロトコルオメガ2.0のキャプテンです。どうぞよろしく、“たった一度のイレギュラー”さん♪」
語尾にいちいち音符が付きそうな程上機嫌での自己紹介
見た目は優しそうだけどこの子あれだ
怒らせると面倒なタイプだ
「A、だよ。こちらこそよろしく」
お互いによろしくする気ないけどね
ベータが口に手を当てる
「でも驚きました。マスターから情報を貰った時はどんな人かと思いましたが、まさかこんなに可愛らしい人だとは思いませんでした。
______ほーんと、潰すのが勿体無い」
声のトーンが変わった
「潰す！？」
私を除く全員が驚きの声をあげる
「あ、驚きました？まあ、貴方達を潰すのはついで。今日の目的はAさんを封印することです」
「戦えってこと？」
「そうなっちゃいますね。まあ、拒否権なんてありませんけど」
さも当然という顔をするベータ
「じゃあ、こうしましょ！貴方達が勝てたら、私達は今後一切Aさんに手を出しません。これでどーですか？」
「だってさ……どうする？」
「戦うしかない。それでAちゃんへの危険が減るなら」
私の問いかけにフェイくんが難しい顔をして答えた
松風もそれに呼応するように意気込む
「守らなきゃ…サッカーもAちゃんも」
「……自分の身くらい自分で守れるよ」
だから私も参加させて、と言うとフェイくんが首を振る
「それはダメ。Aちゃんは見てて」
「だけど、デュプリは負担が、」
それでもフェイくんは頑なに首を振り、私の言葉を遮る
「SSCの祖となる力を持ってる…たったそれだけで
理由になっているのか微妙だけど、それでもフェイくんが私の為を思って言ってくれているのは伝わった
何も反論出来ず、引き下がる
「分かった…絶対勝ってね」
「うん！」
それから地獄を見るのはすぐだった
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーワード
たった一度のイレギュラー
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月奏(プロフ) - 英語が嫌い過ぎてやばい人さん» あの2人のコンビは私も好きです。面白さを分かってくれている方がいてくださって良かった…！ (2015年8月16日 17時) (
レス) id: 1ad6dffea3 (このIDを非表示/違反報告)
英語が嫌い過ぎてやばい人 - こんにちは、始めまして！ちょっと前から読ませていただいてます！！主人公ちゃんと剣城との掛け合いが大好きです！更新頑張ってください！！ (2015年8月16日 17時) (レス) id: 2776cb0520 (このIDを非表示/違反報告)
月奏(プロフ) - 芽濃さん» 最近、この作品に対して自信を無くしかけていたのでこのようなコメントが頂けて嬉しいです。頑張りますね！ (2015年8月4日 21時) (レス) id: 1ad6dffea3 (このIDを非表示/違反報告)
芽濃 - 最初から見てきました。文章力が凄いですね…Σ(゜Д゜) 面白すぎて止まりませんw頑張って下さい(*^^*) (2015年8月4日 21時) (レス) id: 75ac9f8af5 (このIDを非表示/違反報告)
月奏(プロフ) - 優美さん» ありがとうございます！文才がまだ発展途上国なのでそう言っていただけて本当に嬉しいです！ (2015年7月30日 23時) (レス) id: 1ad6dffea3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月奏 | 作成日時：2015年7月4日 13時
