月は二十四片 ページ28
有明月宗近side
それから俺は本科と写しどちらの方が力が上かとくだらない人の好奇心により連れてこられたと知った。そして三日月をかばい俺は自ら折れた。
永太郎は俺を渡さないとするため俺の写しを作り献上したそうだ。
素人が作った刀などすぐに分かってしまうと言うのに…
俺は今兄さんと主、三人で政府本家に来ていた。
兄さんが渡した袋その中には小さな鉄クズが入っていた。
主にはわからない様だが俺にはこれが何か分かった。
元は自分の一部、分からなければ可笑しいだろう…
俺は、はははっと一言短く笑い主に袋を渡した。
有明月「主お願いします」
三日月宗近side
夜、兄や、主、鶴丸、石切丸と話してから一週間位は経っただろうか。
次の日の朝から主と石切丸そして兄やの姿がぽつりと本丸から消えた。
誰に聞いても居場所など分からず主の霊力も近くには感じなかった。
鶴丸「三人は何処へ行ったんだろうな…」
三日月「……」
今は秋。紅葉がキレイに色付き赤黄に染まった本丸を眺めながら二人で縁側に座り鶯丸の淹れた茶を飲んでいた。
鶴丸は胡坐をかき、深くため息をする。
兄や...
鶴丸「おい、じいさんや聞いているのか？」
三日月「ん？ああ、すまん。ちとぼーっとしておった」
鶴丸「はぁ...退屈で死んでしまいそうだぜ」
粟田口の奴らでも驚かしに行ってくるとするか そう言って立ち上がり襖の向こうへと消えて行く鶴丸。
三日月「一期にまた怒られるな。はっはっは………はぁ」
また何も言わずに何処かに行ってしまったのだろうか？
いや、そんな縁起でもない事を考えるのは止そう
嫌な事は考えないようにと首を横に数回振って頭から消そうとする。
主にこうやると吹っ飛んでしまうと聞いたことがあったようななかったような…
俺も随分歳をとったものだな。
以前は兄やの事を世話していたのに…
はぁ…っと鶴丸の様に重いため息をついてしまう。
力を抜きすぎた様で手から湯呑みがスルッと落ちる。
急いで取ろうとするが驚いてすぐには動けない俺は膝に熱湯がかかる事を覚悟して目を閉じた。
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麦藁菊(プロフ) - 頑張って(*･ω･)ﾉ (2015年8月5日 2時) (
レス) id: f1e0a25823 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - 麦藁菊さん» お、応援ありがとうございます!!あ、本当だ…またやってしまった…んん"教えていただきありがとうございます!!直してきますε=ε=┌( ´тωт)┘ (2015年8月5日 2時) (レス) id: 85c199e0ac (このIDを非表示/違反報告)
麦藁菊(プロフ) - 応援してます！頑張ってください！あと小狐丸ですよ( ´艸｀) (2015年8月5日 1時) (レス) id: f1e0a25823 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - 葉☆ツイッターアカウントさん» 外すのを忘れていましたすみません。教えていただきありがとうございます！ (2015年8月5日 1時) (レス) id: 85c199e0ac (このIDを非表示/違反報告)
葉☆ツイッターアカウント(プロフ) - コメント失礼します。オリフラを外しましょうね (2015年8月4日 22時) (レス) id: 787b95f812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルン | 作者ホームページ：http://runnhoyse
作成日時：2015年8月4日 18時
