月は二十片 ページ24
鶴丸 審神者「有明月を折った!?」
有明月「………」
三日月「………」
教えていなかった一振りと一人は目を真ん丸にしてこちらを見ていた。
石切丸「…二振り共話せる様な状態じゃないから代わりに私が話そう。っと言っても私はその場にいなかったから具体的なことはあまり知らないけど…」
石切丸「いくつもの時が流れて私達三条はいろいろな人の子に使われ見てきた。その中でも多く使われたのが三日月と有明月なんだ。
ある時戦場で敵同士として会ってしまった二振りは兄弟でも主人が敵同士なら己達も敵同士。それが刀と言うものでね。二振りは真剣にぶつかり合ったんだ。けど誰もが見ても三日月の方が圧倒的にボロボロだった。けどね振り絞った最後の三日月の一撃で有明月は折れてしまったんだ。さっきも言った様に兄弟でも主人が敵同士なら己達も敵同士。それが刀と言うもの。それでも兄弟を自らの手で殺す(折った)ら誰だって悲しいものだよ。」
兄さんの話が終わってからの沈黙。それを破ったのは鶴丸と三日月の自身がキィン!っと音をたててぶつかり合う音だった。
審神者「おい！鶴丸やめろって!!」
鶴丸「主これだけは許せねぇんだ」
有明月「…鶴丸やめるんだ。大丈夫俺はこうやってまだ生きてるからそれに折れたのは三日月の性じゃない」
そう、自分から俺は折れたんだ―――
有明月「あの場でもし俺が勝っていたら俺の落印は取り消されたかもしれない。けどなその代わり今度は三日月に落印が押されてしまう。そして三日月は折れてもうこの世からいなくなってしまう。それを思うと攻撃できなくて...馬鹿だな。主人より兄弟を選ぶなんて...でもな掟を破ってでも自分の命を見捨てでも...俺の大切な弟を守りたかったんだ......ごめんな。」
三日月「兄やはいつも俺の為に...」
有明月「いや三日月の為って言うよりは自分の自己満足って言った方が似合うかもな・逆にお前を傷つけていたんだから...」
三日月「兄や...ありがとう」
有明月「可愛い弟にそんな事を言われたら泣いてしまいますな…」
本当は三日月の事は心の底から大好きだ――
ただ日に日に増してゆく『すとれす』に自分が押しつぶされそうになって――
それをすべて三日月の性にして――
ただ逃げていた――
けどもう逃げたくはない――
ほんの少しで良い――
前に進む勇気が欲しい――
石切丸「有明月」
兄さんに呼ばれ振り返ると手の平に汚れた小さな袋を渡される。
これって――
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麦藁菊(プロフ) - 頑張って(*･ω･)ﾉ (2015年8月5日 2時) (
レス) id: f1e0a25823 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - 麦藁菊さん» お、応援ありがとうございます!!あ、本当だ…またやってしまった…んん"教えていただきありがとうございます!!直してきますε=ε=┌( ´тωт)┘ (2015年8月5日 2時) (レス) id: 85c199e0ac (このIDを非表示/違反報告)
麦藁菊(プロフ) - 応援してます！頑張ってください！あと小狐丸ですよ( ´艸｀) (2015年8月5日 1時) (レス) id: f1e0a25823 (このIDを非表示/違反報告)
ルン - 葉☆ツイッターアカウントさん» 外すのを忘れていましたすみません。教えていただきありがとうございます！ (2015年8月5日 1時) (レス) id: 85c199e0ac (このIDを非表示/違反報告)
葉☆ツイッターアカウント(プロフ) - コメント失礼します。オリフラを外しましょうね (2015年8月4日 22時) (レス) id: 787b95f812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルン | 作者ホームページ：http://runnhoyse
作成日時：2015年8月4日 18時
