実行タクティクス ページ8
ユウside
あとは任せました
と言ってからAさんが片膝を着くように座り込み、動かなくなってしまった
ユ｢大丈夫かな？もうすぐ2分になるけど…｣
エースやデュース、それに先輩方も頑張ってはいるがどんどんと押されてしまっている
ト｢ッ！…これ以上は無理だ！｣
ケ｢わかってたけど、リドルくん強すぎだって…！！｣
そんな…このままじゃみんながやられちゃう…
僕にはただみんなの無事を祈ることしかできず、無意識のうちに力が入っていたためか爪が手のひらにプツリと刺さる
『…そんなに手を強く握ってはいけませんよ』
声の方へ振り向くとAさんが額に汗を滲ませながら立っていた
ユ｢Aさん！大丈夫でしたか？｣
若干ふらついている彼の身体を支えるように駆け寄った
『えぇ、思っていたより時間がかかってしまいましたが大丈夫です
皆さんもありがとうございました』
─────ここからは私にお任せ下さい
今だふらつきをみせる身体を無理に動かして僕たちを庇うようにAさんは前へ躍り出る
エ｢先輩、大丈夫なんかね？｣
デ｢大丈夫出会って欲しいが…だからといって僕たちにできることはないんだけどな｣
さすがの2人もいつものような余裕を見せないAさんを口々に心配している
そんな後輩たちの心配を後目にAさんはリドル寮長の前に歩みでる
リ｢A！また君かい！？
君も僕の邪魔をするんだね！！アハハハ！！｣
『リドル大丈夫…私が今救って差し上げますから…』
リ｢救う？君が？
僕こと何も知らないくせに！！｣
リドル寮長の攻撃がAさんに降り注ぐ
が、その全てがまるで何事もないかのようにAさんに届く前に霧散する
『何も知らない…？笑わせないでください
私と貴方は一心同体…魂の契約を交わした今、貴方の過去は私の過去なのです』
攻撃をもろともせず進んでいく
『私は貴方と過去を共にし、今を共にし、そして未来を共にする！
貴方がそれを拒もうとそれだけは決して譲りはしない！』
Aさんの力強い声が荒れた庭園に響き渡る
リ｢うるさい！うるさい！！うるさい！！！｣
『私が今あなたを自由に…
"願い願え
然すれば叶わん
全ては貴方の望むがままに…"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 236人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白(プロフ) - あくもんさん» 感想ありがとうございます！返信遅くなってしまいすみません…🙇♂️そう言って頂けると本当嬉しくってとても励みになります！！あくもんさんにもっと好きになっていただけるよう頑張って夢を膨らませていこう思います！笑 (2022年4月5日 21時) (
レス) id: f203a5e0bf (このIDを非表示/違反報告)
あくもん(プロフ) - めっちゃ好きです。ほんともう、結婚してほしいです((すみません…これからも御身体には気をつけて頑張ってください！！！応援してます！ (2022年3月29日 15時) (レス) @page6 id: cfb31e7c1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白 | 作成日時：2022年3月9日 18時
