漆黒ウォースニング ページ4
一瞬辺り一面が黒い光に覆われると、空は嵐の夜のように太陽の光一筋さえ通さんとばかりに厚い雲がかかり
リドルの装いも黒いインクと薔薇をあしらったものに変化していた
ユ｢! …黒いオーラが全身から!｣
一見綺麗に見えるも禍々しいオーラを纏っている
リ｢ククク ……ハハハハハ!!
ボクに逆らう愚か者ども
そんな奴らはボクの世界にいらない｣
瞳を暗く沈め、歪んだ笑みを浮かべてリドルは続ける
リ｢ボクの世界ではボクこそが法律…
ボクこそが世界のルールだ!
返事は「ハイ、リドル様」以外許さない!!
ボクに逆らう奴らはみんな首をはねてやる!｣
アハハハハハ!!
すっかり変わり果ててしまった薔薇庭でリドルは高々と笑う
ク｢ああ、なんてことだ!
私がついていながら生徒をオーバーブロットさせてしまうなんて!｣
学園長は頭を抱え嘆いている
なんせ優秀な生徒、それも寮長が目の前でオーバーブロットしてしまったのだから…
グ｢オーバーブロットってなんなんだゾ!?
アイツ、めちゃくちゃ邪悪な感じに変わっちまった!｣
あぁ…確かオーバーブロットはもう少し後にならないと勉強しないのか
とやけに冷静な頭で考える
『オーバーブロットは魔法士が一番避けねばならない状態のことです
リドルは今、負のエネルギーに囚われて感情と魔力のコントロールを失っているのですよ』
私としては丁寧に説明したつもりだったのですが…
グ｢なんかよくわかんねぇんだゾ!?｣
デ｢僕もだ!｣
…上手く伝わらなかったようで
ケ｢あ〜も〜！
平たく言うと闇堕ちバーサーカー状態ってこと！｣
ト｢このまま魔力を放出し続ければリドル自身の命も危ない｣
そう…魔力には人それぞれ決まった器があり、その器以上の魔力を使おうとすると必然的に生命を消費することになる
グ｢命ぃぃぃ!!??｣
事の重大さに気づいた一年生はやや慌てた様子
ク｢とにかく生徒の命が最優先事項です
他の寮生は私が避難させましょう｣
確かに他の寮生に危害が加わるのは避けたい事態である
普段は頼りにならない学園長もたまには最前の判断をするようで…
ク｢ローズハートくんの魔力が尽きる前に正気に戻さねば
命を失うことも最悪ですが、さらに最悪なのは…｣
学園長がブツブツと独り言のように呟く
ク｢とにかく、君たちは他の教員と寮長たちに応援を要請して…｣
エ｢だらあああ!くらえ!!!｣
｢｢｢えっ!?｣｣｣
『あれまぁ…』
緊張感が走る中、間抜けた声が響いた
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白(プロフ) - あくもんさん» 感想ありがとうございます！返信遅くなってしまいすみません…🙇♂️そう言って頂けると本当嬉しくってとても励みになります！！あくもんさんにもっと好きになっていただけるよう頑張って夢を膨らませていこう思います！笑 (2022年4月5日 21時) (
レス) id: f203a5e0bf (このIDを非表示/違反報告)
あくもん(プロフ) - めっちゃ好きです。ほんともう、結婚してほしいです((すみません…これからも御身体には気をつけて頑張ってください！！！応援してます！ (2022年3月29日 15時) (レス) @page6 id: cfb31e7c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2022年3月9日 18時
