88:お別れの時間 ページ40
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「"クモ"は旅団のシンボルだ。故に旅団に近しい者はヤツらをそう呼ぶ。それを知っていたヒソカの情報に興味があってな。講習の後、ヒソカに問いただした」
「アイツ、何て?」
「……"9月1日。ヨークシンシティで待ってる"」
で、出た〜〜〜!!!!!
いろんなことがいっぺんに起こるんだもんヨークシン編はよぉ!!!まあ私が立ち会うことはないんだけど、アレが現実になってこれから起こると思うと胃痛がしてきたな
「9月1日、半年以上先だね」
「ヨークシンシティで何かあんの?」
キルアの問いかけに、レオリオはキランと目を輝かせた。
「世界最大のオークションがある!」
「そうだ。9月1日から10日までの間……世界中から珍品や国宝級の貴重品が集まる。それらを目指し、海千山千の亡者たちが欲望を満たすためにやってくるんだ」
「…ヤツらも来るかな」
「…かもな。というわけでその日、ヒソカはヨークシンのどこかにいるはずだ。見つけたら連絡するよ」
「わかった、ありがと!」
そんな会話も終えて私たちは空港の中に入ると、クラピカは突然ぴたりと立ち止まった。
「私はここで失礼するよ」
『え!?!?????』
「…A、声がでかい」
いや、知ってたけど。クラピカとレオリオがここで離脱しちゃうってのは出会う前から既に知ってたけど!!そ、それにしたってもうお別れの時間ですか…?早すぎません…?
「キルアとも再会できたし、私は区切りがついた。オークションに参加するためには金が必要だしな。これからは本格的にハンターとして、雇い主を探す」
『そ、そんな…ちょっと待っ…だって、クラピ…ゔぇぇァァ!!』
「泣き方汚ぇなオイ」
「そもそも何故泣くんだ…そこまで悲しむことじゃないだろう」
『そこまで悲しむことだよ!!!!!』
寂しいというよりは……いや、もちろんめちゃくちゃ寂しいんだけど、ヨークシン編というしんどい展開が待ち受けてるっていうのがかなり堪えるといいますか
私がおいおいと泣いていると、クラピカはため息をついてハンカチを私に手渡した。
「全く……仕方ないな。3人とも、少しベンチにでも座って待っていてくれ。A、行くぞ」
『ゔぅっゔぇっ……え?く、クラピカさん?』
鼻をすすりながら困惑する私だったが、クラピカは静かに私の手を引いて歩き出した。
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温故知新(プロフ) - 柏餅さん» わわ、いつもありがとうございます〜!!🥲💖愛されと逆ハーは永遠です……!!! (4月13日 16時) (レス) id: a95c51921b (このIDを非表示/違反報告)
温故知新(プロフ) - おじいちゃんパンチさん» 本当に一周されたんですか!?!??めちゃめちゃ嬉しいですありがとうございます…!!😭🙏💖コメ主さまこそ優しさの天才です🥲💖💖 (4月13日 16時) (レス) id: a95c51921b (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 夢主ちゃんいろんな人に好かれてるの好きすぎます😭 (4月12日 19時) (レス) id: 55951e8f98 (このIDを非表示/違反報告)
おじいちゃんパンチ - いや!!もう一周してきたけどハンター試験編は温故知新様のが1番面白いな!!天才かよ!!!天才だったな!すんまそんっっ!!! (4月11日 7時) (レス) id: 8e40b31507 (このIDを非表示/違反報告)
温故知新(プロフ) - まめさん» 嬉しい…!😭💘心臓爆発のご報告ありがとうございます!!!(?)カルトちゃんの可愛さや魅力を少しでも書けていましたら、夢書きとしてもオタクとしても大変嬉しいです…! (4月11日 6時) (レス) id: a95c51921b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:温故知新 | 作成日時:2024年2月1日 18時