＃ ０ ５ ページ5
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夏休みが明日へと迫ってますね☆
いやー、嬉しいなァ。
とか考えてたら放課後になってしまった。
「んね、A〜、夏休みに入ってすぐ一緒に宿題やろうよ〜。」
『いいよ、あんた勉強は中の上ぐらいできるもんね。
運動のほうがすごいと思うけど。』
「あんたに言われたか無いわ。」
なんて会話をしながら下駄箱に着くと…
「せんぱぁ〜〜〜い」
『ﾁｯなに？』
「勉強…おしえてくださいぃ。」
「えー！しよしよ！！」
『なんてこと言いやがるんだ、雫。』
「えぇ？！いいじゃん！学園の王子と勉強会だよぉ？」
『え…、アホ？周りの女子の目を見ろよ。』
「先輩ッ、お願いしますッ！！！」
「ね？A。」
『ッはぁ、いいよ。明日私の家でやるから。』
「先輩家どこですかぁ？」
『不破はどこ？』
「俺〇〇駅の近くです！！！」
『ん〜、雫のほうが近いねぇ。雫と待ち合わせでもしときな。』
「LIN○交換しよ、不破くん。あ、Aとも交換しといたら？」
「あ、はい！！」
『よし、それで良いね？不破も一緒に帰る？』
「……いいんすかぁ？！」
『別にいいよ。』
もう面倒くさくなってきました。
ここで、じゃあばいば〜い、っていうのも女子から睨まれるし、
一緒に帰る？っていうのも睨まれんの。ヤバすぎる。
「先輩誕生日いつですかぁ？」
『…』
「Aの誕生日は11月30日だよ。」
「先輩は…」
なんて会話を続けてたら学園の最寄り駅についた。
大変だったぜ…。
「うわぁ、もう駅じゃないですか。」
「あと30分しか先輩たちと話せない。」
「うーん、女子が惚れ込むのが分かった気がする。」
『ほら、電車行っちゃうよ、2人共。』
「うわ、やばッ！！」
「えぇ？！せ、せんぱ〜〜い！！」
ふはは、良いザマだぜ((
「はぁ、はぁ、せ、セーフ。」
『ははは、大変だね☆』
「先輩、2席空いてますよ！！」
『2人座ったら？』
「いや、俺じゃなくて、先輩たち座ってください！！」
『…そう？じゃあ、お言葉に甘えて。』
『て、雫。お前は遠慮がなさすぎる。』
「え、不破くんが良いって言ったんじゃん。」
『はぁ。』
うわ、電車揺れる。
あ、不破くんこっちに倒れた来た。
「うわッ！！せ、先輩すみませんッ！！うわぁ！！」
『ん、大丈夫。』
「あ、駅ついた。ばいばーい！明日…10時ね！！」
『あ、うん。』
急。
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作者名：Le chat blanc | 作成日時：2023年1月15日 17時
