3話 ページ5
そういえば、お前って俺から出れないのか？
？【どうだろう…出れるかも…でも、すぐに消えちゃうかな…】
消える…？どう言うことだ…
ﾄﾞﾝｯ
？「あ、すみません…お怪我などないですか…？｣
A｢あぁ…大丈夫だ…｣
？【っ…！？あ…きと……？】
A｢…？あきと…？｣
彰人｢なんで…俺の名前を知って……！？｣
A｢いや…すまない…｣
？｢彰人、何してるんだ？｣
彰人｢冬弥…｣
冬弥｢どうした彰人…？｣
A｢っ…冬弥か？｣
冬弥｢……っ兄さん…｣
A｢そんなところで何している、父さんは困っているんだぞ？なぜ遊んでいるんだ｣
冬弥｢ちがっ…｣
？｢青柳くん！！！！！やめて！！！｣
パチンっ
A｢っ…お前…なんでそんなことをする？冬弥にはクラシックが必要だ｣
？｢クラシックが必要？何言ってるの？自分の好きな道を歩まず、いやいやクラシックやって何が楽しいの？？｣
彰人｢っ！？｣
？｢冬弥くんの気持ち、一個もわかんないくせに！！！知ったような口聞かないでよ！！！！｣
A｢っ！お前…！｣
冬弥｢っ…(泣｣
？｢青柳くんは何もわかっちゃいない、あの時から全く変わってないんだ｣
？｢お父さんの言いなりになって、好きなことができなくなって、楽しい？｣
？｢私は、ピアノが出来なくなって、苦しいよ…ピアノがしたい…でも出来ない｣
？｢だから、私は冬弥くんの気持ちがわかる、クラシックより、ストリート音楽が好きで｣
？｢伝説を越えようとしている、これって本当に凄いことなんだよ…？｣
？｢なんで応援してあげないの…？｣
A｢そんなの…冬弥が甘えてるだけだからだろ！！！」
A｢父さんの言うことを一切聞かず、遊んで！」
A｢俺らは父さんのことを尊敬しているんだ、だからこそ！！！俺らは父さんの期待に応えないといけないんだ！！｣
？｢そっか、青柳くんってそんなに最低な人だったんだ(光がなくなった目で｣
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作者名：白雪流菜 | 作成日時：2024年1月29日 0時
