21 ページ22
あの日の後もAの両親は心配ながらも出張で海外に行っているため帰って来れず佐野家にお世話になっていた。
マ「A、気分転換にバイクでドライブにいこう。」
マイキーは真一郎が誕生日プレゼントにと残した
『…いい、』
マ「アイツらも心配してる、ずっとAが顔を見せないから」
『そうなんだ…』
真一郎がいなくなってからのAは心ここに在らずと言った感じでいつもボーッとしており、作り笑顔をするようになった。
マ「…っ兄貴は！お前のこんな姿見たいと思ってねぇぞ！しっかりご飯食べて、笑えよ…ちゃんと…っ」
『…食欲が全く湧かないの、それに
＿＿＿＿＿＿_＿どういう風に笑えばいいのかな？』
マ「…っオレじゃ兄貴の代わりにならないか？」
『……』
Aの目線に合わせてしゃがみ目を見て訴えるが光のない瞳にマイキーは映らなかった
そんなAの手を取り引っ張る
マ「…いくぞ、ずっと家にいてもダメだ」
『マイキー…』
マイキーはバイクを持ってくるとAにヘルメットをかぶせ後ろに乗せる
そして、自分も前に乗り手を取って腰にしがみつかせていつもより遅いスピードで走っていく
マ「兄貴が言ってた、Aは大切な妹だって。でも少し女の子としても惹かれるようになってたけどどう答えればいいのか分からないって。」
『真一郎っ……あともう少しで両思いだったのかなぁ…？』
マ「…かもしれない、だけどもういないんだ。だから諦めろとは言わないけど、オレを好きになれっ…」
『マイキー…を？』
マ「そう、オレが兄貴の分までAを幸せにする、絶対に。」
正直マイキーの気持ちは嬉しかった。
このままマイキーに頼っていれば真一郎のことも大好きだった人になり前に進めると思った。
だけど、真一郎にしかないあの優しさが好きだったからマイキーの気持ちには答えれなかった
『マイキー…ごめんね、やっぱり真一郎が大好き』
マ「…分かった。でもオレは諦めないしAが兄貴のことは思い出として吹っ切れてくれるまでずっと言い続ける」
『…ごめん。』
マ「謝んな、せっかくの2人だけのドライブだぞ。
どこか行きたいところあるか？」
『…ある、真一郎に連れていってもらった秘密の場所に行きたい』
マ「分かった、しっかり捕まれ！」
そう言ってスピードをあげた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 373人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柊 月(プロフ) - 43yomi1さん» ありがとうございます！そう言って貰えると本当にモチベが上がります！！マイペースでバラバラな更新ですが楽しんでもらえると嬉しいです！！ (2021年7月7日 19時) (
レス) id: f31684d1b6 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - 更新お疲れ様です！！！！！柊 月様の小説とっても素敵で思わずコメントしてしまいました…応援しています、更新楽しみにしています！ (2021年7月7日 9時) (レス) id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
柊 月(プロフ) - 日和さん» コメントありがとうございますっ！！自分も読みたいなぁと思ってたんですけどないなぁと思って自分で作っちゃいました。。頑張ります！本当にありがとうございます！ (2021年7月6日 0時) (レス) id: f31684d1b6 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - 作品、読ませて頂きました。めちゃくちゃ、良いです！真一郎くんに恋する、マイキーと同い年の女の子の作品が読みたいと思っていたので、ドンピシャでした。柊月様、ありがとうございます！これからも、頑張って下さい。 (2021年7月5日 23時) (レス) id: d786ee1baa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柊 月 | 作成日時：2021年7月2日 20時
