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それから、私は2人の声は全く届かず真一郎の傍で泣き続けた。
パトカーや救急車の音が近づきお店の前で止まるとそこから大人が入ってくる
警察官は2人を取り押さえ、私の声を荒げ泣いてる様子をみて被害者だと判断し保護をする
「大丈夫か！？」
『真一郎っ！！真一郎！起きてっ！目覚ましてっ！！』
警察の人の声など聞こえるはずもない私は真一郎にただ声をかけ続ける
そして救急隊員の人が担架に真一郎を乗せ運びだそうとするのを見て一緒に救急車に乗り込もうとすると
「君は他の救急車で怪我ないか見てもらわないと！」
『やだっ！！私は怪我してないっ！真一郎を、助けてっ……』
自分は怪我していないから真一郎の傍に居させてといい一緒に救急車に乗り込む
真一郎の事でいっぱいになった頭にマイキーの声が聞こえた気がしたがそれすら無視をし、心停止した真一郎を隊員の人が心臓マッサージし続けるのを見ながら真一郎の大きな手を両手で握りしめる
それからは病院に着いたものの心停止した心臓は動き出すことはなく死亡と言い渡され病院の廊下のイスで自分の体を抱え込むように座っていた
マ「Aっ！！おい！」
マイキーは廊下にAがいるのを見つけると駆け寄り憔悴しきったAの名前を呼ぶ。
だが、全く反応を見せないAを抱きしめる
『…っマイキー。真一郎いなくなっちゃった…』
下を向きながら小さい声で一言そう告げるとマイキーは強く何も言わず抱きしめてくれた
マイキーだって辛いはずなのにずっと私を抱きしめていてくれた
エマ、おじいちゃんが病院に着くと真一郎は慰安室に運ばれ眠っていてマイキーに会いに行くぞと手を引っ張られる
中に入ると白い布を被せられた真一郎がいた
いや、もしかしたら真一郎じゃないこれは悪い夢だと自分に言い聞かせおじいちゃんが顔に被せられた白い布をめくる。
だが、やはりそこに居たのは真一郎でエマは泣き出し、おじいちゃんも手をギュッと握りしめ泣くのを堪えていた。
マイキーは目を見開き驚いた顔をしていてその目には一切光がなかった。
*
その時私は生きる希望が無くなったと実感した
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柊 月(プロフ) - 43yomi1さん» ありがとうございます！そう言って貰えると本当にモチベが上がります！！マイペースでバラバラな更新ですが楽しんでもらえると嬉しいです！！ (2021年7月7日 19時) (
レス) id: f31684d1b6 (このIDを非表示/違反報告)
43yomi1(プロフ) - 更新お疲れ様です！！！！！柊 月様の小説とっても素敵で思わずコメントしてしまいました…応援しています、更新楽しみにしています！ (2021年7月7日 9時) (レス) id: 1d67640196 (このIDを非表示/違反報告)
柊 月(プロフ) - 日和さん» コメントありがとうございますっ！！自分も読みたいなぁと思ってたんですけどないなぁと思って自分で作っちゃいました。。頑張ります！本当にありがとうございます！ (2021年7月6日 0時) (レス) id: f31684d1b6 (このIDを非表示/違反報告)
日和 - 作品、読ませて頂きました。めちゃくちゃ、良いです！真一郎くんに恋する、マイキーと同い年の女の子の作品が読みたいと思っていたので、ドンピシャでした。柊月様、ありがとうございます！これからも、頑張って下さい。 (2021年7月5日 23時) (レス) id: d786ee1baa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 月 | 作成日時：2021年7月2日 20時
