花子くん達とのはっちゃかめっちゃか物語？！

57.ミサキ階段 ページ13

光「授業？」


寧々「あっ、見て！砂が全部落ち切ってる！」



A「そんな…あとはあそこに置くだけなのに…」



『遅刻する子はだーれだ』ｸｽｸｽ



光「来るなら来やがれ返り討ちにしてやらぁ」




…どうしよ、私も、上手く、やらなきゃ






…え？




何、あのハサミ…





花子「伏せろ!!!」ｼﾞｮｷﾝｯ




ｽﾞｽﾞ…





皆『………』ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ



ｼﾞｮｷｼﾞｮｷｼﾞｮｷ




皆『わ”ーーーーーーっっ!!!』




A「っ、行き止まり…」




『遅刻する子は』



寧々「わっ」ｶﾞｸﾝ







『お前だ』


寧々「ﾋｯ…」




花子「ヤシロ!!!」




寧々「え」








ｼﾞｮｷﾝｯ





光「先輩!!!」




A「…」ﾊﾞｯ



ｼﾞｮｷﾝｯ






寧々「っ…Aちゃんっ…！」



A「っ…はぁ、寧々ちゃん、大丈夫？」




寧々「わ、私は大丈夫…それよりっ、Aちゃん、足…」




A「…これくらい平気だよ」ﾆｺｯ




花子「っ…!!A…無理しないで…」



A「うん！ありがと！」ﾆｺｯ





…とは言ったけど実際すごく痛い


スカートは少し切れて


太ももの外側は破れたニーハイから血が少しずつ流れてきていた



A「下がってて」ﾄﾝ



寧々「わ」



ﾋｭｯ




ハサミのネジを取ればいいかな…






ｺﾞｯ






ﾊﾞﾗ…



ﾊﾞﾁｬﾝ




そんな鈍い音がしてハサミのネジは外れた



足で蹴ったからちょっと痛むな…




寧々「Aちゃんすごい！やったあ！」





花子・A「いや…」



ﾌﾜ…ｷｭﾙｷｭﾙ




花子・A「まだダメだ」



寧々「!!」花子「少年！」





光「言われなくても…」


光「やってやらぁ！」



花子「さーすがァ」







花子「じゃ行くよ」ﾋｮｲｯ




A「え…!?」


花子「…ﾆ」



お、お姫様抱っこ…





ﾀﾞｯ





花子「逃げろー！」





寧々「でも扉が…」



A「もっけちゃん！」




花子「腕をあの祠に！」



光「うおおおおぉ!!」ﾋﾞｭｯ



ｽﾞﾊﾞﾝ、バタン！




A「投げた…」



光「おーっし！」






ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ。




A「開いた！」




皆『はぁ〜…』





…また、お人形と階段…

58.ミサキ階段→←56.ミサキ階段

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す