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『エドワード・エルリック…鋼の錬金術師』

「そ!」

「僕は弟のアルフォンス・エルリックです!」

『改めて自己紹介しよっか。
A・スフェイン。
与えられた銘は翡翠だから、翡翠の錬金術師が一応正確な二つ名なんだけど…使う錬金術が少し特殊だから、空間の錬金術師とも呼ばれてる。』

『因みに、敬語じゃなくていいよ。同じ国家錬金術師仲間だし…』


「おーサンキュ。俺もエドでいい。で、ちょっと聞きたいんだけど…」

『なに??』


大佐が用意した車には、前の席に大佐と中尉、真ん中の席に私とエド、後ろの席に大きいアルフォンスが乗っている。

車から外を眺めながら、エドは私にそう尋ねた。


「…あんた、見たのか?」

『んー?何を?』

「とぼけんなよ…手合わせ錬成してただろ。錬成陣も何処にもない」

『…大佐、彼は』

「ああそうだ、"仲間"だよ。君の…ね」

『ふーん、やっぱり…』

「やっぱりって…」

『…見たよ、私も』

「!」


私も窓枠に頬杖をついて、小さめの声で答えた。

エドが思いっきり振り向く気配がする。


…彼も、手合わせ錬成をするということは、見たのか。
あの"真理"を。


「でも、その…対価、は…」

『…大佐』

「いいんじゃないか、話しても」


大佐はこちらを向かない。

私も目線は変えない。

ただ、エドとアルフォンスだけが、私から目を離さなかった。



『…分かった。暇潰しがてらに少し話そうか』



--遠い遠い、昔の話を。

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キース - 更新頑張って下さい!とても面白くて大好きです! (2020年10月21日 21時) (レス) id: 7e1a44873b (このIDを非表示/違反報告)
アギト - そういえば、idって同じ数字にもなるんだね。 (2019年7月23日 10時) (レス) id: ef60878955 (このIDを非表示/違反報告)
アギト - 日向さんこんちゃーす。私もこの作品の続きが気になって確認してました。 (2019年7月23日 9時) (レス) id: ef60878955 (このIDを非表示/違反報告)
日向クロ - 続きが見たいです。心から!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: 24db1a3b4c (このIDを非表示/違反報告)
日向クロ - これ取っても面白いですね。ときどき探してみています。ちなみに私も作品をいろいろ書いています。 (2019年6月16日 15時) (レス) id: 24db1a3b4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神菜 | 作成日時:2019年1月31日 19時

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