あなたも私もｱｲﾄﾞﾙ。(2) (ページ23)

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ホソクが来たはいいものの、なんだか浮かない顔してる。いつもの希望はどこに行ったのだろう。
なんかあったのかな……？？

「ホソク？？」

『ん、なぁーに？』

「何かあった…？？
私で良かったら何でも聞くよ。」

『いいや、何でもないよ』
遠くを見つめて、小さなため息を吐くホソク.

「そっか。言いたくなったらでいいからね。
メンバーにだと言えない事もあるでしょ？」
無理に聞くことじゃない、ホソクが話してくれるまで待とう.

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『はは、Aちゃんにはお見通しか、、』

「別にお見通しでは無いけどさ、しんどい気持ちは半分こした方がいいでしょ？それに話すだけでも楽になるって言うじゃん？ホソクがしんどそうだと私もしんどいな……」

『Aちゃん、、そんな悲しい顔しないで。
せっかくだから本音聞いてもらおうかな…
たまには本音トークもいいでしょ？笑』

.
.

『実は、、さ。最近ちゃんとarmy達に幸せや感動を与えられてるのかって不安なんだ。
俺はarmyのためにならどんなにしんどくたって、体が痛くたって、こんな俺を応援してくれるarmyのために走り続ける。でもそれが伝わってるのかなって。
armyにはいい姿だけを見せたいのに、、』

「そっかぁ。私も1時期ホソクと同じようなことで悩んだことあるな、、」

「とりあえず私から言えることは、armyの皆はホソクの努力を絶対分かってると思うな。

いつもメンバー達に気を配って、その笑顔と明るさで現場を和ませたり、、。ホソクがセンターに立つことは決して多くない。きっとセンターに立ちたい.ダンスを見せたいっていう思いもあるでしょ？でもそんなことなんか気にせず、全力でBTSのパフォーマンスを支えてくれているよね。

armyの皆はそんなかっこいいホソクの姿を絶対見てくれてる。だからこそ大きくて. 抱えきれないほどの愛をホソクに与えてくれてるんだよ。

だから、心配しなくて大丈夫。armyを信じて大丈夫。今のホソクのままでいいんだよ。
大丈夫だから。ね？ホソク。」

『っ、、なんで、なんでそんなにも俺が求めてた言葉をくれるの、、、』

私にもその気持ちが痛いほど分かるからだよ.
"大丈夫"って無責任な言葉に聞こえるかもしれない.
だけど、私もこのホソクと同じような思いをメンバーに打ち明けた時に、メンバーが"大丈夫"って言葉をかけてくれてとても安心したんだ.

だからホソクにも……