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「ね、私みっくんの作品が見たい！！」
「は？」
玉ちゃんから一通り話を聞いて、みっくんの作品を見てみたくなった
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「ちょうど今日中に書いてもらわなきゃいけないし、見せてあげれば？」
「みっくんお願い！！」
両手を合わせて必死に頭を下げていると、頭上から大きなため息が聞こえた
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「…わかったよ。書けばいいんだろ書けば」
「やったぁぁ！」
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「わぁっ……」
みっくんについていくとこの大きな家の中の一番奥にある和室に着いた
扉を開けた途端に墨の香りが鼻を掠める
……家に入った時に懐かしい感じの匂いがしたのってこの香りだったんだ
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「ふふ、すごいでしょ。先生は作品を書きあげる時は必ずここの部屋を使うんだ」
「そうなんですね！」
部屋の入口で話している私達に目もくれず淡々と書く準備をしているみっくん
ガラッと変わるその雰囲気に私達は自然に口を閉じて彼を凝視する
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「ふぅ……」
みっくんが息を吐いたと同時に紙の上で滑り出す筆
まるで生きているかのように動く筆を操る彼はカッコいいというよりむしろ美しかった
その姿に息をするのも忘れて見入ってしまう
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「ん、終わった」
書き終わるといつものみっくんの雰囲気に戻る
「な…にこれ…。……すごい！すごすぎるよみっくん！！」
みっくんに近寄り、後ろから書き終わったその作品を覗き込むと、そこには力強くも美しい文字が書かれていた
私は芸術とかそんなの全く理解できないようなド素人だけど、これは一目見ただけで心を奪われる
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「そうか？」
「うん！すごい！！」
「だろ。さすが俺だな」
プロってほんとにすごいんだなぁ…
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「つか玉森、腹減ったんだけど」
「あぁ、これ載せたらすぐ作るよ」
書き終わった作品をパシャパシャ写真撮っていた玉ちゃんが顔を上げる
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「じゃあ私が作りましょうか？」
「「え？」」
みっくんと玉ちゃんの声がハモる
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「一応ハンバーグの材料は買って来たんだけど…優愛ちゃん出来るの？」
「はい！実家でよく料理してたので」
「いや玉森、毒でも盛られたらどうすんだよ。そもそも食べられるものが出てくる保証も…ヴっ……」
ごちゃごちゃうるさいみっくんのお腹にとりあえず一発かましてやった←
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;｀)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (
レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです！続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2020年12月28日 12時
