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「そういえば次はいつ出稼ぎしに行くんだよ」
玉ちゃんが帰った後、2人でソファに並んでくつろいでいるとみっくんが煙草を吸いながら聞いてきた
「出稼ぎって……
次は明後日かな。毎日作るのはしんどいし、週2〜3くらいで売れればいいかなって思ってる」
「ふ〜ん……」
「ちょっとお金が貯まるスピードは遅くなっちゃうけどね〜」
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「いや、別に焦らなくてもいいだろ。」
まるでまだここにいてもいいって言ってくれてるかのようなみっくんの言葉にキュンとしてる私。
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「だめだよ。いつまでも迷惑かけてらんないも〜ん」
こうしてつい可愛げのない返事をしちゃう自分にとことん嫌気がさす
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「迷惑じゃねぇし。優愛に家事やってもらって助かってるし、美味い菓子も食べれるし、それに……」
「そ、それに……?」
だんだん顔を近づけてくるみっくんから逃げようと後ろに下がりたくても
ソファのひじ置きにぶつかってこれ以上下がれない
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「体の相性も…最高だし……?」
「っひゃ…ッ////」
色気を含んだ甘い声とともに耳に吹きかかった息でビクッと反応してしまう
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「ふふ、かーわい。」
「か、か、かわッ!?……んんッ///」
初めて私に可愛いって言ってくれたみっくんに驚く暇もなく、唇を重ねられた
ふわっと香る煙草の匂いと、薄っすら感じる苦みさえも心地よくて
目を閉じて体を委ね……って、あれ?
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さっきまで感じていた温もりが突然消え、ゆっくり目を開けるとニヤッと妖しく笑うみっくん。
「なに?もっと欲しくなった?」
「なっ…!///違うし!///」
「違うんだ?じゃあもうしてやらない」
「え……」
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いや、その…ね?もうスイッチは入っちゃってるわけですし…
このままっていうのも…
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「あの〜…北山様?」
「ん?」
わかってるはずなのに涼しい顔をしながらテレビを見ている
…ほんと意地悪なんだから。
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「その…続きをして欲しいな〜なんて…」
「何の?」
目線は相変わらずテレビのままだ
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「…みっくんお願い。して…?」
腕に抱きついて、恥ずかしくて沸騰しそうになってるのを抑えて誘ってみた
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「だーめ。玉森とイチャイチャしてた罰。」
「え?なんでそれでみっくんが怒ってるの?」
「気に食わねぇんだからしょうがないだろ」
「なにそれ!?大体ね〜……」
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時