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第二十六話「″と″か………あ、渡月橋!」 ページ29

紫苑side




僕はいつものように武装探偵社へ行き、


いつものようにデスクへつき、


いつものように書類を片していた





そう…いつもと何も変わらない時間を過ごすはずだったんだ



紫苑「………ゾクッ!」



急に僕を襲った禍々しくて、重苦しい気…

その気はとても邪悪で懐かしくて…



紫苑「……来る」



僕は瞬時に扉の方を見て構えた。いつでもスペカを撃てるように




敦「紫苑さん?」

紫苑「さがって…」



この気は危険だ…何故かそう思えた
どんどん近づいてくる、得体の知れない邪悪な気…



ガチャッ



武装探偵社の扉が開いた
僕は目をこらしてその方向を目で捕らえた



紫苑「え……」



扉の向こうにいたのは、僕の妹美由華
なんで…さっきの気は美由華のものじゃない…なんで……

敦君が美由華の方に駆け寄ろうとした
僕はそれを止める。


敦君や他の皆は僕を不思議そうに見つめた
勿論、扉の前にいる美由華も……



僕はゆっくりと近寄った





美由華「お兄ちゃんどうしたの?」




僕は美由華の前に行き、ジッと美由華を見た
その姿はいつもの美由華と変わりはなくて、ただキョトンとした瞳で見つめてきた




太「たっだいま〜って…あれ?どうしたんだい?」

紫苑「太宰さん…下がってて」





僕は美由華を捉えたまま、太宰さんを後ろに下がらせた

太宰さんはこの空気を感じとったのか何も言わず敦君達の方へ下がっていく



それを確認してもう一度僕は美由華と向き合う





美由華「?お兄ちゃん」

紫苑「…誰だ」





 
敦「えっ!?」

国「紫苑…どういうことだ?」




後ろで皆が言うけれど、僕は何も言わず美由華……の瞳を見続ける

その瞳に映る僕は自分でも分かるほど目から光が消えていた



美由華「何を…言っているの?」

紫苑「答えろ…お前は誰だ」



違う…コイツ……誰だ

何故か僕は、目の前にいるこの人物を美由華だとは思えなかった
どうしてそう言いきれるのか…僕にも分からないけれど……

コイツは美由華ではないような気がする




太「ねえ紫苑君…彼女は美由華ちゃんじゃあないのかい?」

紫苑「……分からない。でも…僕には美由華だって思えないんだ」




僕の言ってる意味が分からないように皆首を傾げた

確かにあの気は美由華から出されているものだった

でも、美由華のものではない…

一体どういうことだ……?

第二十七話「え…なんて読むの((橋だからしにしちゃうね。し……身長!!」→←第二十五話「……題名のネタ?んなもんねぇよ!悪いか!!」



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ルナ・スカーレット - 月霊 響さん» 下僕じゃなぁぁぁぁぁい!!もうやだ(´・ω・`)……ま、まあいつもありがとうございます! (2018年9月25日 21時) (レス) id: 5eea7c1ec6 (このIDを非表示/違反報告)
ルルミ(プロフ) - 月霊 響さん» 見たことあると思っていたら、ネタの使い回しだと!!(地味に笑った) (2018年9月23日 8時) (レス) id: 59bb2b577c (このIDを非表示/違反報告)
月霊 響 - 頑張って〜下僕のルナさん(笑) (ネタの使い回し) (2018年9月22日 23時) (レス) id: b30d408423 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霧雨柊月×ルルミ | 作者ホームページ:霧雨柊月  
作成日時:2018年9月17日 14時

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