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十話鏡side ページ12

鏡「秘蔵の…?」


三「嗚呼。豊臣秀吉は名刀を集めていたのだが、7つの箱に分けて保管していたのだ」


鏡「確か、一の箱には一期や骨喰が収められていたっていう…」


三「そうだ。しかし白雪藤四郎はどの箱にも収められていなかった。まあ童子切や鬼切の様な例外もあるが…」


鏡「まあ妖刀を持っているなんて知られたら良く思われないよね」


だから豊臣秀吉は白雪ちゃんを隠してたんだろう


それにしても…


妖刀と言われながらも時の権力者に求められる刀か…


これはもう少し調べないといけない気がするな



鏡「ありがとう、三日月さん。白雪ちゃんのこと、もう少し調べてみるよ」


三「主よ、あまり気負いすぎるなよ。俺達にとって主は替えの効かない大切な存在なのだから。それに…」


鏡「それに?」


一瞬何かを考える仕草をするが、すぐに何時もの三日月さんに戻った


三「いや、何でもない。では俺も疑問が解けたので行くとするか」


優雅に立ち上がると、襖に手を掛ける


と、急に振り向き、微笑みながら言った



三「白雪藤四郎は、ああ見えて繊細で傷付き易いが、真面目な奴だから、ちゃんと向き合えるさ」


"自らの過去にも、兄弟にも"



彼はゆっくりと去っていった



鏡「うん…そうだよね。信じてあげなくちゃ」



私は私の出来ることをして、彼女を信じて支えなくてはならない


それが主の、私の義務であり、家族としての存在意義だ

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にゃーちゃん - 更新頑張ってください、楽しみにしてます! (2022年9月7日 23時) (レス) @page32 id: 25d0243371 (このIDを非表示/違反報告)
るるるんる - 続き待ってます(*^▽^*) (2021年12月30日 21時) (レス) @page18 id: 3a1425707e (このIDを非表示/違反報告)
夕立(プロフ) - 最初から気になる (2017年7月1日 15時) (レス) id: 28663e6b05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:早稲月 x他3人 | 作成日時:2017年7月1日 15時

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